辰哉side
辰哉
ん、ここは、
辰哉
電車か?
確かあの神社で ひかってる何かに触れて…
辰哉
そうだ今いつだ?
近くの人の新聞が目に入る
年代と日付的に今は中1の冬休み だと思う…
照が引っ越すはずの冬休み…
辰哉
俺どこに向かってるんだろ?
とりあえず自分の持ち物を漁る
辰哉
あ、これ…
カバンから紙が出てきた
照と◯◯駅前 11:30
まだ携帯を持ってないから 遊びの予定を忘れないように 書いたメモ
今の時間はちょうど11:30ぐらい
辰哉
やば、遅刻じゃん
辰哉
やっとついた…
10分ぐらい遅れてしまった
辰哉
照もうついてるよな…
辰哉
どこだ?
駅前を見渡すと照が 大柄な男に腕を掴まれているのが見えた
照
やめてください……
照
うわっ
照はその男に 無理やり連れ去られた
辰哉
え?照?
一瞬思考が停止したが 我に帰る
辰哉
追わなきゃ!
照が消えていった細い路地を追った
辰哉
ハァハァ
辰哉
ここは……
追いかけてついたのは 長く使われていない倉庫だった
さっきの男にバレないように シャッターの隙間から中を覗く
照が椅子に縛られて その前に男がいる
照
ん、
大柄なモブ
お前よく見ると意外にかわいいよなぁ
大柄なモブ
抵抗しないでついてくればこんなことしなかったのに
照
帰してください……
大柄なモブ
は?何言ってんの?
大柄なモブ
返すわけないじゃんw
大柄なモブ
もうお前は俺のだからなw
照
グスッ……ふっか……
大柄なモブ
誰だか知らねぇけどこんなとこにはこないよw
やばい どうしよう
俺1人でなんとかできるか?
いや…やるしか無いんだ
今まで照に何回も助けられてきた
それにここで助けなきゃ……
また、離れ離れで 忘れてしまうんじゃ無いかって……
辰哉
とりあえずバレないように近づこう
壊れたシャッターの隙間から 足音を立てないように入る
しかし足元の建材に気付かず 躓いてしまった
ガタッ
大柄なモブ
おい、お前誰だよ!
まずい、バレた…
どんどんこっちに近づいてくる
辰哉
照……ごめん…
照
………






