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テラーノベルの小説コンテスト 第3回テノコン 2024年7月1日〜9月30日まで

私達はかっ飛ばされた銀さん駆け寄り

葛葉

ぎ、銀さん、!

神楽

しっかりするアル!!

志村新八

銀さん!

坂田銀時

、、ココハドコダ

、またもや悪化した

次は、お妙さんのところ に私達は足を運んだ

お妙

なるほど、記憶喪失ね

坂田銀時

すみません、

お妙

でも、もちろん私の事は覚えてるわよね?

志村新八

嫌だから、覚えてないんだって

志村新八

本人も謝ってだじゃん

お妙

あら、それでは銀さんだけ忘れて私だけ覚えているなんて理不尽よ

お妙さんは片手にトンカチを持ち

お妙

新ちゃん、これで私の頭を殴って銀さんの記憶だけを取り除いてちょうだい

志村新八

そんな器用なこと出来ませんよ!

お妙

なら、力づくで思い出させてやるわー!!!

そう言い、お妙さんはテーブルに身を乗り出し、銀さんの胸ぐらを掴んだ

志村新八

ちょ!やめてください姉上!!

神楽

姉御!それだけはまずいネ!!

葛葉

お、お妙さん落ち着いて、!

私達が必死にお妙さんを抑えていると

銀さんは胸ぐらを掴んでいたお妙さんの手を取り

坂田銀時

、すみません、今は思い出せませんが、いつかは必ず思い出します

お妙

、!

お妙

ま、まぁ、このままの銀さんでも良いかもしれないわね、

お妙さんは頬を赤らめながら、 先程の位置に座った

葛葉

、ムーッ、

なんか、ヤキモキする、

坂田銀時

!あ、あの、

葛葉

、、、

お妙

あらあら、!

志村新八

なっ!!?

神楽

ふっ、

私は銀さんの背中に身を預けた

坂田銀時

え、えっと、葛葉、さん、?

葛葉

、、葛葉で良いです、

坂田銀時

く、葛葉、?

葛葉

、、、

あぁ、やっぱり、 温かい、

近藤勲(gorilla)

葛葉さん!そんな男、記憶が戻ったら
またロクでもない男に戻りますよ!

葛葉

、?!

テーブルの下から、近藤さんが現れた

お妙さんは近藤さんの顔を踏み

お妙

おいごらゴリ藤!!
今いい感じなんだから邪魔してんじゃねぇよ

近藤勲(gorilla)

ゴフッ、す、すみません、バーゲンダッシュ買って来たんで、みんなで分けてください、

近藤さんからバーゲンダッシュを新八君が受け取り

志村新八

って、ドロドロじゃないですか!!

葛葉

、バーゲンダッシュ、

、もしかしたら、

葛葉

新八君、そのバーゲンダッシュ、銀さんにあげて、

志村新八

え?うん、

新八君が銀さんにバーゲンダッシュを持たせると

坂田銀時

あぁ、何だろう、
何か、懐かしいような、

志村新八

!そうか!
甘いものだ!

神楽

姉御!甘い物を持って来てくだせぇ!

お妙

え、えぇ?!急にいわれても、!

お妙さんはそのまま台所へと向かった

坂田銀時

僕は、、いや、俺は、

葛葉

!銀さん、!

神楽

銀ちゃん!

志村新八

銀さん!

そのとき、

坂田銀時

フゴォ!!!

銀さんの顔面に、 黒い固形物がぶつけられた

志村新八

あ、姉上、これは、

お妙

卵焼きよー!

近藤勲(gorilla)

ガリボリ、んむ!
独特なあ、

そのまま近藤さんは前に倒れた

葛葉

ぎ、銀さん、?
近藤さん、?

二人は目を覚ますと

坂田銀時

ココハドコダ

近藤勲(gorilla)

ココハドコダ

記憶喪失が増えた

その後、私たちは色々な場所を回った

私は神楽ちゃん達に銀さんと二人きりで 行きたい場所があると伝え、 向こうで待ってもらっている

葛葉

、銀さん
ここで、銀さんは私に約束してくれたんです

坂田銀時

約束?

葛葉

、「もし、お前が苦しくて仕方ない時、

葛葉

そん時は、その苦しみと、苦しませている奴を叩き斬ってやる」って

坂田銀時

僕がそんな事を、

葛葉

私は、貴方の言葉で救われたんです

自分が不安や恐怖で押し潰されそうな時、一番欲しい言葉を、 貴方はくれた

坂田銀時

でも、僕はもう以前の銀さんじゃない、

葛葉

いいえ、記憶は無くしても、貴方の身体の奥深くにある、
その魂は全く変わってません

坂田銀時

魂、

葛葉

記憶なんて、また新しく作れば良いんです

葛葉

貴方のその侍魂を落とさない限り、貴方は坂田銀時です

坂田銀時

そう、貴方は記憶を無くしただけで、魂までは無くしていない

坂田銀時

侍魂、

銀さんは後ろを振り返り

坂田銀時

、、あの人たちが望んでいるのは、今の僕じゃない

坂田銀時

前の僕だ
たとえ、今の僕が
前の僕の代わりをやったとしても

坂田銀時

前の僕の存在がチラついて、いずれは関係が破綻します

坂田銀時

僕は、貴方達の関係を壊したくない

葛葉

、!

そう言い、銀さんは神楽ちゃん達の元へ戻った

葛葉

、、寒いなぁ、

少し冷たい秋風が、 私の身体を包んだ

その後、万事屋が坂本という人に壊され、銀さんは私達を置いて どこかへ行ってしまった

葛葉

、、っ、

私は一晩中、万事屋のソファで膝を抱え じっと丸くなっていた

待っていれば、いつかは銀さんが 帰って来てくれると信じてるから

その時

神楽

葛葉、いたアルカ

葛葉

、神楽ちゃん、

声のした方に顔を上げると、 風呂敷を背負った神楽ちゃんの姿があった

葛葉

どうして、お妙さんのところに
行ったんじゃ、

神楽

、やっぱり、私はここで銀ちゃんを待つ事にしたアル

神楽ちゃんは私に酢昆布を差し出し、真ん中の椅子に座った

葛葉

、、銀さんね、
新しい僕はみんな望んでいないって言って、

葛葉

そんな事ないのに、どんな銀さんも、みんな受け入れるのに、

葛葉

どうしたら、良いの、

私は自然に涙が溢れていた

神楽

、、あのバカ、
女を泣かせるもんじゃないアル

神楽ちゃんは立ち上がり、 私を抱きしめた

神楽

大丈夫アル、また、いつもの怠け面で帰ってくるネ

葛葉

っ、うっ、

神楽

葛葉は良く頑張っているアル
銀ちゃんが記憶を無くして、一番動いていたのは葛葉アル

神楽

だから、いっぱい泣いて良いネ
付き合うアル

葛葉

かぐらちゃん、

私は、神楽ちゃんの腕の中で 泣きじゃくった

あれから、どれ程経っただろうか、

私は神楽ちゃんの胸で泣き、 そのまま、隣で銀さんの帰りを待った

神楽ちゃんは定期的にお妙さんの家に帰っていたが、私は行かなかった

葛葉

、、、

神楽

、、、

万事屋の解散を告げられて、 約2週間、

志村新八

、神楽ちゃん、またここに来たの?

志村新八

それに、葛葉ちゃんも、いつまでいるつもり?

葛葉

、、、

志村新八

、スーゥ、

志村新八

良い加減にしろォォォ!!そんなに酢昆布買い込んで何する気だァァ!!

神楽

、、、

志村新八

、お医者さん言ってたよね

志村新八

人の記憶は木の枝のように複雑に作られているって

志村新八

その一本枝でもざわつかせれば、
他の枝もざわつけるって

志村新八

でも、その枝ごと枯れ落ちていたら、

志村新八

僕らみたいな小枝なんて、あの人は

神楽

枯れないヨ

志村新八

神楽

枯れさせないヨ

葛葉

、雨が降っても、風が吹いても、
私達は最後の一本になっても枯れません

志村新八

、、、

葛葉

、!

神楽

新八君は机に座り、 酢昆布を食べ始めた

志村新八

モグモク、ちゃんと帰ってくるんだろうな
あのちゃらんぽらん

神楽

、、何勝手に食ってんだァァ!!

志村新八

ギャァァァァ!!!

葛葉

、ふふっ

その時

お登勢

全く、五月蝿いのがいなくなったと思ったら、まだ居たのかい

葛葉

!お登勢さん、

お登勢

ほらよ
ここに、銀髪の男が住み込みで働いているらしい

葛葉

!!

お登勢

さっさと引きずって、連れて来な

葛葉

あ、ありがとうございます、!!

その時の空は、 酷く清々しかった

マムシzを撃たれ、僕はゴリさんに助けられた

山崎退

局長!!局長ー!!

倒れているゴリさんに、ジミーは必死に呼びかけていた

坂田銀時

っ、、!

僕は、

工場長

見たかマムシzの威力を!!

工場長

これで江戸は焦土と化す!

工場長

止めてみろよ!
お前ら軟弱な侍どもに止められるならな!

工場長

どうした?!早く来ねぇと次うっちまうぞ?!

その時

坂田銀時

土方十四郎

!!

沖田総悟

!!

3人の影が、俺に当たった

志村新八

どうぞ打ちたきゃ打ってください

神楽

江戸をどうしようがこっちは知ったこっちゃないネ

葛葉

けど、この人を撃たれては困りますよ!

工場長

なっ、テメェらガキに共には関係ねぇ!!

工場長

どけ!灰にされてぇのか!!

坂田銀時

、何で、

坂田銀時

何でこんなところまで、!

坂田銀時

僕のことは良いって、好きに生きていこうって言ったじゃないか!

その時、二人の足が僕の頭を 思いっきり地面にめり込ませた

神楽

言われなくてもなぁ、こっちはもう好きに生きてるネ

葛葉

私達は、自分達の意思で今ここに立っているんです

志村新八

好きでここに来てんだよ

新八・神楽・葛葉 好きでアンタ(貴方)と一緒にいるんだよ(です)

坂田銀時

、!!

何で、ちゃらんぽらんと呼ばれて、

「貴方のその侍魂を落とさない限り、貴方は坂田銀時です」

坂田銀時

、っ!!

顔を上げれば、みんなが俺の前に立っていた

沖田総悟

ガキは帰れよ

神楽

あぁ?!

志村新八

何なんすか一体、

土方十四郎

不本意だが、
仕事で一般市民は守らないといけなくてな

とある人は前を向き

土方十四郎

そういうわけだ!!
打ちたきゃ俺たちをうて!

土方十四郎

まほうだか何だか知らねぇが、毛ほども効かねぇよ!

志村新八

そうだそうだ!
このリストラ侍が!

神楽

ハゲー!!リストラハゲー!

葛葉

お、親父失格ー!!

工場長

上等だぁ!!
江戸の前にお前らから消してやる!

神楽

私達消す前に、お前らから消してやるネー!!

神楽ちゃんの言葉を合図に、 全員駆け出した

葛葉

くっ、

上からは爆弾が降って来ており、 中々近づけなかった

その時

坂田銀時

新八ー!木刀は持って来てんだろうな?

志村新八

!は、はい!

葛葉

誰よりも早く先頭を切った 日照りに照らされた銀髪

坂田銀時

すんません工場長!

坂田銀時

今日で辞めさせていただきまーす!!

葛葉

!銀さん、!

銀さんは大砲に木刀を突き刺し

坂田銀時

お世話になりやした

あの時の夕焼けは いつもより輝いて見えた

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