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(我々だ本部・セキュリティルーム)
トントン
ゾム
シャオロン
チーノ
オスマン
鬱先生
トントン
ショッピ
(場に静かな緊張が走る)
ゾム
ショッピ
トントン
ロボロ
(場に沈黙)
チーノ
ロボロ
シャオロン
ロボロ
ショッピ
ロボロ
(誰もいないモニターの隅を、ロボロがじっと見据える。誰にも届かない思いと共に──)
ぺいんと
トラゾー
ぺいんと
しにがみ
しにがみ
カチッ………カチッ…
しにがみ
しにがみ
ぺいんと
しにがみ
しにがみ
トラゾー
ぺいんと
しにがみ
(ふてくされてソファに座り込むしにがみ。その背中に、なぜか毛布がふわっとかけられる)
クロノア
ぺいんと
トラゾー
ぺいんと
トラゾー
(しにがみ、ソファの影でぴくりと動く)
しにがみ
ぺいんと
クロノア
しにがみ
(沈むしにがみに、またそっと毛布をかけ直すクロノア)
クロノア
しにがみ
━━━━━━━━━━━━━━━
(しばらく和やかな空気が流れたあと)
トラゾー
ぺいんと
しにがみ
クロノア
ぺいんと
しにがみ
(地下シェルター・作戦会議室。ホログラムの光が顔を照らす)
クロノア
トラゾー
ぺいんと
しにがみ
ぺいんと
トラゾー
しにがみ
クロノア
(数秒、会話が続いたあと──)
ふと、クロノアの目が上へと動く。 ホログラムに映り込んだ”天井の一部”、そのスチールプレートの間から垂れたわずかな“布”。
──いや、“布の端”。そこに―― 『天』の一文字。
クロノア
(彼は、誰にも気づかれないように口元を引き締める)
そして、自然な流れの中でホログラムの地図に指を置き、すっと声を落として言う。
クロノア
ぺいんと
トラゾー
クロノア
(その目に“ただ事じゃない”と気づいた2人は、すぐに動く。トラゾーが壁際へ、ぺいんとも続く)
──だが、クロノアの指示はそれだけじゃなかった。
彼の視線の先。布の端が、わずかに動いた。 (その瞬間、隣でキーボードを叩いていたしにがみの手が止まる)
しにがみ
(静寂。彼の目が、天井の一点を見つめていた) ──彼は、すでに“気づいていた”。
不正アクセス 傍受通信 そして“上からの視線”
カチカチカチ……カタカタカタ……!
(再びしにがみの指が加速する。沈黙が場に広がる)
ぺいんと
トラゾー
しにがみ
(その言葉に、場が静まり返る)
《通信遮断完了──敵の傍受信号を強制停止》 《端末ID:WRR-RB/SPC-SH 検出》 (ピッ、とホログラムの片隅に赤いアラートが表示された瞬間)
──しにがみが、ゆっくりと顔を上げる。 その表情は──今までに誰も見たことのない、静かで冷えた目。 まるで「仲間を守るために、誰よりも先に敵の存在に気づいていた」証明のような目だった。 クロノアがそっと息を飲み、天井を見上げる。 布の端が、風もないのにふわりと揺れる。 ──そして、しにがみが呟く。
しにがみ
(薄暗い会議室の天井。鉄のダクトの中で、身を潜める2人の男)
ショッピ
ロボロ
シャオロン
ブツッ──……
(突如、通信が途切れる。息を呑むような静寂。ロボロとショッピが顔を見合わせる)
ショッピ
ロボロ
(通信パネルに赤く浮かぶ)
【ERROR:SIGNAL BLOCKED】
ロボロ
ショッピ
ロボロ
(そのとき、また赤い表示が何度も点滅する) 【ERROR:SIGNAL BLOCKED】 (指が止まる。その刹那──) カチ……コン……コツン…… (ダクトの内部に、誰かのキー操作音が響く。それは──まるで“聞かせている”かのような音)
ショッピ
(下の会議室から、落ち着いたクロノアの声が響く)
クロノア
トラゾー
ぺいんと
(顔が青ざめる2人。だが、クロノアの目は冗談ではなかった)
(そして──) (格子の隙間から見下ろすのは、沈黙のままこちらを射抜くしにがみ。その目は、今まで誰も見たことのない、研ぎ澄まされた光を放っていた)
しにがみ
(感情を押し殺した声。だがその静けさは、ナイフより鋭い)
ショッピ
ロボロ
(そのとき、下の会議室)
ぺいんと
トラゾー
(空気が凍る。だが、さらに追い打ちのように)
クロノア
ぺいんと
トラゾー
(上と下で交差する“絶望”の共鳴。完全に気づかれていた)
(しにがみは、冷静に、正確に──“監視”していた)
(空気が凍りついたような会議室の静寂。その上、鉄のダクト内では2人の侵入者が固まっていた)
しにがみ
(その目は、今までで見たことがないくらい冷たく──覚めていた)
ショッピ
ロボロ
(その瞬間、下でクロノアが冷静に指示を出す)
クロノア
ぺいんと
トラゾー
(EMPスイッチの蓋、カチリ──)
(会議室全体に響く“衝撃音”。天井のダクトが爆ぜるように開き、ロボロとショッピが転がり落ちる)
ロボロ
ショッピ
クロノア
ぺいんと
カチッ
EMPの残留電流で一瞬動きが鈍ったロボロに、クロノアが背後から回り込む
クロノア
(ガシッと腕を取られ、床に押さえ込まれるロボロ)
ロボロ
(その横で、必死に再接続を試みるショッピ)
ショッピ
(そのショッピの背後に、スッと影が差す)
──タッ、タッ……。
しにがみ
(ショッピが振り返ったとき、そこにいたのは“完全にスイッチが入った”しにがみ)
(淡い笑みのようでいて、どこか壊れそうな冷たさ──)
ショッピ
(しにがみ、ただ静かに無言で見下ろす。目だけが凍ったように冷たい)
(その瞬間、トラゾーが全速力で突っ込む!)
トラゾー
ショッピ
(ドガァッッ!!とものすごい勢いで押し倒され、そのまま拘束)
ショッピ
ぺいんと
(ふと、しにがみが小さく咳払いして、目線をそらす)
しにがみ
ぺいんと
ロボロ
ショッピ
鉄格子の中、ショッピとロボロが床に座り、不貞腐れた顔)
ショッピ
ロボロ
ぺいんと
トラゾー
(しばし笑いが落ち着いたあと、ふとぺいんとが言い出す)
ぺいんと
トラゾー
しにがみ
ロボロ
しにがみ
ショッピ
ぺいんと
ぺいんと
“日常組側”は顔色一つ変えず当然のように受け止める
(対して、“我々だ”側は──)
ロボロ
ショッピ
トラゾー
ロボロ
ぺいんと
しにがみ
トラゾー
ショッピ
ロボロ
ショッピ
ロボロ
ぺいんと
しにがみ
ショッピ
ぺいんと
ロボロ
ショッピ
トラゾー
クロノア
ぺいんと
(その場がざわつく)
ロボロ
ショッピ
しにがみ
クロノア
トラゾー
ぺいんと
しにがみ
ショッピ
ロボロ
ぺいんと
(──その時)
クロノア
(牢屋内外の空気が凍りつく)
クロノア
(ズンッと落ちる沈黙)
しにがみ
ぺいんと
ロボロ
ショッピ
ロボロ
トラゾー
(全員、そっとクロノアの視線から目を逸らす)
クロノア
(その声のトーンに誰も逆らえず──)
ぺいんと
ロボロ
しにがみ
(重たい空気とともにクロノアの怒りが静まった──その直後)
ショッピ
ロボロ
ショッピ
ロボロ
ぺいんと
ショッピ
ロボロ
しにがみ
トラゾー
ショッピ
ぺいんと
ロボロ
しにがみ
ショッピ
クロノア
トラゾー
ロボロ
ぺいんと
やめろォォォォォ!!!
(牢屋の中で絶望していたショッピとロボロ。そのとき──)
ぺいんと
ショッピ
ぺいんと
ロボロ
しにがみ
ショッピ
ロボロ
トラゾー
しにがみ
ショッピ
ぺいんと
ロボロ
ショッピ
クロノア
ロボロ
ショッピ
ぺいんと
しにがみ
ショッピ
トラゾー
ロボロ
ショッピ
クロノア
しにがみ
(──ガチャリと鉄格子が開く) (沈黙)
ショッピ
ぺいんと
ロボロ
(ショッピ&ロボロが出してもらえることにビビって動けない、その瞬間──)
─ドカァァァァァァン!!!!!
(牢屋の壁が爆音とともに崩れ、粉塵が舞う)
ゾム
しにがみ
ぺいんと
トラゾー
シャオロン
ロボロ
ショッピ
クロノア
しにがみ
ぺいんと
シャオロン
ゾム
クロノア
ぺいんと
(その場が凍りつく)
(爆破犯2名、すでに我々だ2人が牢屋から出ていることに気づく)
ゾム
シャオロン
(沈黙)
ショッピ
ロボロ
ぺいんと
しにがみ
クロノア
シャオロン
ゾム
シャオロン
ロボロ
ショッピ
ぺいんと
しにがみ
クロノア
シャオロン
シャオロン
(我々だ全員「よし解散!」のムードが流れる中、ふと、通信機がピピッと鳴る)
《……速報。──みるが、“喋った”。》
(その場の空気が一瞬で凍りつく)
ショッピ
ロボロ
シャオロン
ゾム
ショッピ
(その背に、ぽつりと響く日常組の声)
ぺいんと
しにがみ
ぺいんと
トラゾー
クロノア
しにがみ
ぺいんと
クロノア
シャオロン
ゾム
(空気がピリつく──しかし、ショッピが静かに口を開いた)
ショッピ
ロボロ
ショッピ
シャオロン
シャオロン
ゾム
ロボロ
ショッピ
シャオロン
ショッピ
ゾム
ロボロ
シャオロン
クロノア
しにがみ
ぺいんと
トラゾー
ぺいんと
シャオロン
ぺいんと
ゾム
ぺいんと
しにがみ
クロノア
ぺいんと
(全員がクスッと笑い、そして歩き出す)
──“みる”が待つ、答えの場所へ。
ぺいんと
主
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