コメント
15件
かわいいしかっこいいしでキュン死しちゃう٩(♡ε♡ )۶
最高でした!!
最高✨マネーはやっぱ愛されれてのがいいね!
たますけだす 今回で一応本編は最終話となります。無理やり詰め込んだのでめちゃくちゃ長いです。時間に余裕のある時に読むことをお勧めします。
いつも通りのはっちゃけマネー総受け愛され物語。今回特にモブ要素強いです。そして一部痛々しい描写があります。ご注意ください。
誤字脱字残ってたら本当に申し訳ありません。それでも宜しければお進みください。
※たますけもとい猫茸玉のTwitter、pixivで投稿されているイラストは全て無断使用、転載、自作発言禁止です。アイコン等に使うのはご遠慮ください。詳しくは前回のお願いにて。
天照の如く大岩に閉じこもったミスターマネーを誘き出すべく、即席でキャンプ場を作り上げたすまない先生とその生徒達。
何故かスケルトンが現れるという事態に一時は騒然となったが、ミスターマネーを誘き出すことには成功したため、そのままキャンプを楽しんだ一行であった。
そして…現在午後10時。
すまない先生
ミスターブラック
すまない先生
夜空を眺めながら、すまない先生とミスターブラックは思い出話に花を咲かせていた。今日一日本当に色々なことがあったのだ。少しだけ肩の力を抜いても良いだろう。
すまない先生
ミスターマネー
ミスターブラック
ミスターマネーの両膝はミスターレッドとブルーが枕にして熟睡してしまっている。更にマネーの腕に抱えられたミスター赤ちゃんまでもが夢の中である。3人ともしっかりしがみついている。
ミスターマネー
すまない先生
ミスターマネー
マネーの言う通り、あの愉快なスケルトンに触発された生徒達によって代わる代わる踊らされていた。へとへとで今にも寝落ちしてしまいそうなマネーである。
ミスターブラック
ミスターマネー
ミスターバナナ
2人を起こそうとした時、気を利かせてくれたミスターバナナが2人を担いでくれた。有難いが、兄弟の扱いが少し雑ではないか…?などと考えながら、ミスター赤ちゃんを抱えてテントに向かう。
ミスター銀さん
寝床を用意してくれたミスター銀さんにミスター赤ちゃんを預けて横になった…までは良いが、このまま眠ってしまうのが勿体無くて、無理やり瞼をこじ開けてしまう。
ミスターバナナ
ミスターマネー
ミスター銀さん
ミスターバナナ
頭を撫でる手が心地よくて、無意識のうちに擦り寄ってしまう。んんっ、と咳払いが聞こえたが、今は眠りたい…いやでもまだ、もう少しだけ……
ミスターバナナ
突然ミスターバナナが武器を構えて立ち上がった。ミスターマネーは重い瞼を開けてどうしたと声をかけようとしたが、ここで待っていろと言い残してバナナは外に飛び出した。
ズン…ズン…という重い足音と共に、木々の合間から大きな影が、四方八方からこちらへ向かってくる。この数、1体や2体ではない!
ミスターバナナ
すまない先生
ミスターブラック
ミスターブラックがパソコンでコマンドを打ち込み、透明なブロックを四方に張り巡らせる。これでモンスターは入ってこれまい。
剣を抜いたすまない先生がバリア越しのモンスターに近づく。普段ならここで躊躇なく切り捨てるが、数が数だ。無闇に倒すのは無謀だろう。
すまない先生
魔王
すまない先生
魔王
すまない先生
モンスターの1人がすまない先生に話を持ちかける。禍々しい装飾で身を飾るこいつは魔王といったところか。 だがブロックを開くわけにはいかない。そう言うと渋々承諾したように再び口を開くモンスター。
魔王
すまない先生
魔王
すまない先生
魔王の率直な提案に思わず叫ぶすまない先生。予想はしていたがこんな正攻法で来るなど誰が予想できたか。 だが娘さんもとい生徒をくださいと言われようと、答えはNOというのがすまない先生である。
すまない先生
魔王
すまない先生
魔王
ミスターマネー
バァン!という音と同時にテントから飛び出してきたのはミスターマネー。彼は怒り全開の顔でこちらへ突進し─
ベシャッ!
ミスターマネー
ミスターレッド
ミスターブルー
ミスターマネー
両足を掴まれたままのマネーは盛大に顔面を打ち、兄弟に両サイドから引っ張られていた。寝そべりながら引っ張るとは器用な兄弟である。
そんな奇妙な光景にその場は唖然とするも、それを見かねたミスターバナナが3人に近づき…
ガツン!
レッド・ブルー
ミスターバナナ
ミスターバナナ
ミスターマネー
ミスターバナナの制止を振り切り、ミスターマネーはモンスター達の前に歩み出る。額から流れる血を乱暴に拭い、口を開く。
ミスターマネー
魔王
ミスターマネー
魔王
ミスターマネーの提案に、魔王は快く承諾した。他の魔物達は不満げだったが…。 満場一致で承諾ととらえたミスターマネーは大岩へよじ登る。
ミスターマネー
すまない先生
ミスターマネー
ずるっ
ベシャッ!
すまない先生
ミスターマネー
ミスターマネー
額をさすりながら大岩の上で足を組むミスターマネー。魔物の群れを見下ろす彼の目が若干涙目なのは触れないでおこう。
すまない先生や他の生徒達は皆起きてミスターマネーを見守り、各々の武器を構えている。少しでも怪しい動きをしようものなら即座に切り捨てるというような眼差しだ。
モンスター1
ミスターマネー
モンスター1
ミスターマネー
モンスター1
ミスターマネー
モンスター1
ミスターマネー
いつもの調子から一転して、真顔で似非金持ちを見下ろすマネーに誰もが凍り付く。普段の騒がしくて間抜けな彼の姿はそこにはない。今の彼は頂点に君臨する王者そのものだ。
ミスターマネー
その後誰もが萎縮しながらミスターマネーと対話し、玉砕されてとぼとぼと帰っていった。なにせこの男、老若男女人間人外…誰に対しても本当に容赦がないのである。
モンスター2
ミスターマネー
モンスター3
ミスターマネー
モンスター4
ミスターマネー
モンスター5
すまない先生
スパァアアン!
そんなこんなで順調に裁かれていく面々。途中力尽くで連れ去ろうとした不届き者も何体かいたが、その度に他の生徒が一斉に締め上げて吹き飛ばしていた。
そして………あと1体となったが、この1体にミスターマネーは手こずっていた。
魔王
すまない先生
ミスターブラック
ミスター赤ちゃん
最後の1体…最初に話を持ちかけてきた魔王だ。魔王はミスターマネーがどれほど無茶苦茶な要求を突き出そうと平然とそれに応え、財力も権力も本物であると証明してしまった。
魔王
ミスターブラック
魔王
ミスター赤ちゃん
魔王
ミスター赤ちゃん
ミスターマネー
すまない先生
ミスターマネー
ミスターマネーの言葉に一同は絶句する。彼は透視能力で莫大な財産を得た。その両目を潰すということは、透視能力を手放すということ。
だがそんな先生達を気に留めず、岩から降りたミスターマネーは取り出した針を片目に向けて…
ミスターレッド
魔王
ミスターブルー
ミスターマネーは針から手を離そうとしない。魔王が一歩近づくごとに瞼に針を食い込ませる。
ミスターブラック
ミスターバナナ
ミスターマネー
マネーの咆哮に怯むバナナとブラック。震える両手を無理やり押し込み、針がじわじわと食い込んでゆく。
魔王がミスターマネーに手を伸ばす。瞼に血が滲んだ。止めようとする生徒達を、ミスターマネーが制止する。 そして魔王が彼の手を…
すまない先生
先生が針を取り上げ、そのままマネーを押さえ込む。勢いで倒れ込む2人を守るように、残りの生徒達は武器を構える。
ミスター赤ちゃん
魔王
そう言って魔王は片目から血を流すマネーに近づき手をかざす。すると…跡形もなく瞼の針穴は塞がった。
魔王
そして魔王はその場から姿を消した。しばらく動けなかった生徒たちだが、ハッと我に帰り2人の元へ駆け寄る。
ミスターブラック
ミスターマネー
すまない先生
ミスターマネー
目を伏せて項垂れるミスターマネーに、本当に無事で良かったと安堵するすまない先生。やがて体力の限界が来たのか、マネーは静かに寝息を立てた。 時計を見れば時刻は深夜、そろそろテントに戻らなくては…
ミスターブルー
すまない先生
ミスターレッド
ミスターバナナ
ミスター銀さん
4人真剣な顔をしているが、その目は明らかに正気でなかった。皆光のない眼差しでミスターマネーを見つめている。
ミスターブラック
すまない先生
ミスターブルー
ミスターレッド
ミスター赤ちゃん
ベシイッ!
レッド・ブルー
すまない先生
ミスター赤ちゃん
正気を無くしたミスターレッドとブルーを殴り飛ばしたのは、なんとミスター赤ちゃんだ。彼も香水の影響でおかしくなっていたと思っていたが…。
ミスターブラック
すまない先生
バキィイイッ!!!
ミスターブラック
すまない先生
ミスターブラック
すまない先生
改めてテントに戻り寝床についた先生達。気絶した4人を外に放り出そうとした赤ちゃんを宥めつつ、皆眠りについた…。
すまない先生
10:00 a.m.
すまない先生
ミスターブラック
すまない先生
すまない先生
ミスター赤ちゃん
ミスター銀さん
すまない先生
ミスター銀さんに促されるまま、すまない先生はミスターバナナの元へ向かう。
ミスターバナナ
すまない先生
ミスターバナナ
すまない先生
ミスターバナナ
すまない先生
ミスターバナナ
すまない先生
彼はいつも通りのミスターバナナに戻っていた。ということは、香水の効果が切れたのか。すまない先生は朝食を食べ終えるとミスターマネーの居場所を聞き出すことにした。
ミスターブルー
ミスターレッド
ミスター赤ちゃん
すまない先生
ミスター銀さん
すまない先生
ミスター銀さんが言うには、大岩の向こうにミスターマネーがいるらしい。すまない先生は大岩の方に走って行く。
そして…少し奥へ進んだ先で、大穴を見つけた。朝から鉱石でも見つけたのだろうか?
すまない先生
ミスターマネー
すまない先生
ミスターマネー
すまない先生
ミスターマネー
すまない先生
ミスターマネー
すまない先生
ミスターマネーは上機嫌で大量のダイヤを抱えながら皆の元へ向かう。彼は昨晩のことを本当に覚えていないのか…ブラックにも話を聞こうと、すまない先生も皆の元へ走る。
ミスターブルー
ミスターレッド
ミスターバナナ
ミスター銀さん
ミスター赤ちゃん
すまない先生
ミスターブラック
すまない先生
ミスターブラック
すまない先生
ミスターマネー
すまない先生
ミスターマネー
すまない先生
ミスター銀さん
ミスターブルー
ミスターレッド
ミスターブルー
ミスターマネー
ミスター銀さん
ミスターマネー
ミスターバナナ
今まで通りの光景が戻ってきたと、すまない先生は口角を上げる。 バナナに撃たれたマネーはすぐさま復活し、昨晩籠っていた大岩の前に一輪のひまわりを置いていた。頭につけられたあのひまわりだ。
そして…片付けもひと段落したところで解散となった。1人また1人と帰って行き、その場にはすまない先生とミスターブラック、そしてミスターマネーの3人が残った。
ミスターマネー
ミスターブラック
ミスターマネー
すまない先生
ミスターマネー
最後まで覚えているとは言わなかったが、去り際の彼の顔はどこか嬉しそうだった。
ミスターブラック
すまない先生
ミスターブラック
こうして、香水騒動はそっと幕を下ろした。 のちに大盤振る舞いに引いた面々からビビられて凹んだマネーが再び引きこもったり、合同授業の女の子と先生に再会したり、魔王に連れてかれたりと波乱が続くが、それはまた別の話である…。