桃
んわっ!
連れてこられたのは真っ暗な和室
???
ヒヒヒッ
???
ケケケケッ
???
アハハハハッ
???
ンフフ
桃
っ、…
色んな所から笑い声が聞こえてくる
桃
だっ誰、
勇気を出し正体を問う
???
私達か?
私達は、
私達は、
化け狸
化け狸様だよ
その瞬間 目の前に自分の顔程の目玉が近づいてくる
桃
ひっ、
化け狸
ん〜…いい小童だ
桃
おっ、俺をどうするつもり?
化け狸
…ヒヒッ
化け狸
そうだなぁ、
皮を廃で剥製にしてやろうか?
皮を廃で剥製にしてやろうか?
化け狸
それとも
あっつい鍋に入れて喰っちまおうか
あっつい鍋に入れて喰っちまおうか
化け狸
いやいや、
玩具にして遊ぼうよ!
玩具にして遊ぼうよ!
数億匹という狸たちが色んな場所から 意見を飛ばしてくる
桃
逃げなきゃっ
本能がそう言った
ダッ
化け狸
あ!
そう気づいてから行動するのは 遅くなかった
急いで立ち上がり襖を思い切り開け 長い長い廊下を全力で走る
桃
はぁッはぁッ、!
腕を思い切り振り部屋から必死に逃げる
化け狸
無駄だよ?
化け狸
無理だよ?
化け狸
諦めなって!
化け狸
逃げちゃダメ!
人が全力で走っているというのに 化け狸たちは風のように追いかけてくる
桃
来るなっ!
化け狸
そう怖がるな、人間の子よ
化け狸
さっきはからかっただけだよ
化け狸
だからさぁ、止まりなさい
桃
誰が止まるかっ!
いつしかいふにぃから聞いた
青
ええか、ないこ
青
妖怪ってのは平気で嘘をつく
青
やから、俺ら以外の妖怪の言うことは
聞かんようにな
聞かんようにな
桃
ッ!
目をこらすと 戸の前に心配した顔をした "お兄ちゃん"が立っていた
桃
お兄ちゃんっ!
俺は思い切り抱きつく
赤
ブジデヨカッタ、
化け狸
ネ!
桃
へっ、
目の前にいたであろうお兄ちゃんは 化け狸へと姿を変えてしまった
化け狸
やっと捕まえた
桃
あぁっ、、
俺が諦めかけた その時、
バンッ
そこに立っていたのは
桃
、!
桃
お兄ちゃん!
赤
助けに来たよっ!
そう言うとお兄ちゃんは槍を出し 化け狸の長を突いた
化け狸
ぐあ"っ!!
みるみるうちに化け狸たちが 灰となって消えていく
赤
…ないくん!
桃
ぅわっ!
お兄ちゃんは化け狸たちが消えるのを 見届けると俺に抱きついてきた
赤
ごめんっごめんっ!
桃
おにい、ちゃん、?
こんなに泣きじゃくっているお兄ちゃんを 見るのは初めてで少し困惑する
青
ほんま心配したんやからなっ
お兄ちゃんの後ろにいたいふにぃが 泣きそうな顔で頭を撫でてくる
桃
ごめんなさい、
赤
ううん!お家帰ろっか!
桃
うん!
💬4







