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聖 える
霊幻 新隆
後ろから両腕に包み込まれる。 身動き取れないほど強いのに 優しすぎる力と布の擦れる音。
聖 える
霊幻 新隆
力がさらに強くなる。
霊幻 新隆
ややっこしくて女々しい霊幻さん。 1歩踏み出せない所が残念で可愛い。 ふと、好きだと思った。
聖 える
キスするには十分の理由だった。
霊幻 新隆
霊幻 新隆
聖 える
聖 える
いつの間にか力が抜けた腕から 脱出して靴を脱ぐ。
霊幻 新隆
勘違いはしないで欲しい。 決して嫌いなわけじゃない。 まだめちゃくちゃ好きってわけでもないが。 変に愛しいのだ。愛しくて、可愛くて堪らない。それだけ。
聖 える
霊幻 新隆
やはり買い物袋を持ってアパートの階段を登るのは無理な部分がある。 私は荷物をテーブルに置いたままベッドに倒れ込んだ。
ギシッ
聖 える
どこか上の空の霊幻さんと目が合う。 幼い顔してるよなあ。かっこいいっていうより、可愛い顔。 モブくんに似てるかもな、とも思う。
聖 える
霊幻 新隆
聖 える
変に切なくなって私は両腕を広げて構える。
聖 える
いつもだったら躊躇ったり恥ずかしくなって軽く突き飛ばしたりするだろうに。 覆い被さるように近づく霊幻さん。言い方は悪いが、屍みたいだった。
霊幻 新隆
ぽつ ぽつ と少しずつ。 声が上ずりながらも打ち明けてくれるのが嬉しかった。 私の背中に回された手に力がこもる。
霊幻 新隆
多方面への迷惑をかけてる自分 が嫌になったのだろう。 人間というものは客観できるようになり他の生物と差をつけることが出来た生き物。 逆にそれに取り憑かれる者だって少なくはない。
聖 える
霊幻 新隆
左肩がしっとりする感覚。鼻を啜る音。 彼の泣き方は解決なんて求めていない。頷き、理解 同情が欲しいのだろう。
あるいは、言葉なんていらないのかもしれない。