~○○side~ あぁー!!見事にパンクしてるわー。 最悪。 学校間に合わない!やばい! いつも自転車で学校に通ってる私は、自転車がパンクすると 遅刻 ということになるのだ。 遅刻でもいいわと思いながら自転車を押して歩いていてとうとう学校の坂に入った。 ここが難所、キツイ。 するとうしろから奴がやってきた。
○○〜!
○○
げっ
あれ?自転車のってないん?
うしろからはぁはぁ息をたててチャリを立ち漕ぎしてやってきたこいつ。 西畑大吾。 よく私にちょっかいをかけてくるやつ そのおかげでクラスの人達からの冷たい目線が凄い。 とてつもなく悲しい。 まあ、クラスの女子はみんな西畑のことが好きだからね
○○
今日チャリパンクした
西畑
うわ、最悪やんけ
そういいながら、自転車を降りて一緒に歩いてくれる彼は優しいと思う
○○
てか遅刻だよ?!
西畑
ええやん、今日くらい遅刻したって
○○
いや、私はいいけど西畑はさ、、
西畑は優等生だから遅刻したら、、 大変なことになるだろう。
西畑
そろそろ西畑呼びやめてや
○○
なんでよ
西畑
なんでも
○○
いやだね。意外と気に入ってるんだから。
西畑
俺、好きな人には大吾って呼んでもらいたいねん。
○○
は?
西畑
やから、あんたのこと好きやねん
○○
は?
西畑
返事は?
○○
帰り自転車乗っけてくれるんだったらいいよ (笑
西畑
もうそんなん当たり前やん!
わかる通り、私たちは遅刻し、先生に怒られ、帰りの掃除までやらされましたが、大吾と2人だったのでallOK。
そして帰り、自転車の無い私を後ろに乗っけて帰ってくれた大吾には感謝しかないです。 違反だけど。
the end