ボビーとのLINEを終えたあと、スマホを顔の横に置いて仰向けになっていた
すると、ボビーの声が途切れ途切れに聞こえてきていることに気づいた
どっかはわからないが、何かの拍子に通話ボタンをおしてしまっていたらしい
何を言ってるのか聞こうと思った僕は、イヤホンを出してスマホに繋げ耳につけた
んっ……やっ……
ニキ
りぃちょ
りぃちょ
ニキ
ニキ
イヤホンの向こうから聞こえてきたのは、ボビーの喘ぎ声だった
ニキ
んんんっ……ぁぁぁぁ……
やぁ……
にきぃ……グスッ
やっぱ、にきがいいよぉ……
にきぃ……ほしいよぉ……
しばらくすると、ボビーは静かな寝息を立て始めた
僕は、うるさいくらいに鳴る心臓を握るように胸をつかんだ
ニキ
ニキ
頭の中は?でいっぱいで、かなり混乱していた
ボビーの声の向こうに、少し機械音がしていた……きっと玩具をつかったんだろう
ニキ
ニキ
ニキ
頭の中で整理していくと共に、下半身に熱が集まるのを感じた
ニキ
ニキ
ニキ
今夜は眠れる気がしない
目を閉じると、さっきの喘ぎ声が頭の中に響いてリピートされる
ニキ
遠くにいる僕をこんなにたまらない気持ちにさせたボビーには、帰ったらちゃんと責任を取ってもらおう
そう思いながら立ち上がった僕は、熱を収めるために窓辺の椅子に座って外を見た
ニキ
ほんとにまさかだった
寂しがってくれてるのは分かってたし、キャメさんからの動画でより実感した
でもまさか、僕を求めてあんな事までするとは思ってなかった
正直、恋人がエロいのは凄く嬉しい
泣くほど欲しがってくれるのも嬉しい
でも、泣かせてるのも寂しがらせているのも僕自身
なんとも言えない気持ちになっていた
りぃちょ
りぃちょ
ニキ
僕は、椅子に座ったまま寝ていたらしい
元気なりぃちょの声に起こされた
ニキ
りぃちょ
りぃちょ
りぃちょ
ニキ
ニキ
椅子の上で寝たから身体はバッキバキになっていたが、大きく伸びをして出る準備をすることにした
しろせんせー
しろせんせー
俺は、昨日出したままにしたおもちゃ達を洗いに洗面所へと向かった
しろせんせー
しろせんせー
しろせんせー
しろせんせー
でもまぁ、一人でいるよりは予定が詰まっていた方が助かる
しろせんせー
そう決意し、一日をスタートした
全ての予定を終え、帰路に着いたのはもう日が傾く時間だった
しろせんせー
しろせんせー
俺はニキの家へと急いで帰っていった
しろせんせー
返事の帰ってこない部屋にむかってあいさつをし荷物をポンと床に置いた
しろせんせー
しろせんせー
そう言って冷蔵庫の中をあさった
しろせんせー
しろせんせー
しろせんせー
俺は少し伸びをしてから、スマホと鍵を持って家から出た
しろせんせー
早く買い物してさっさと帰ろう
そう思ってすこし急ぎ足でコンビニへ向かった
買い物が終わって帰り道
後ろから誰かが着いてきているような気配がした
しろせんせー
活動を始めてしばらくだった頃、俺はストーカーに付きまとわれたことがあった
あの頃は、全顔を晒してたのですぐに身バレして大学で出待ちされて、そこから家を特定された
まだ女研メンバーと出会ってない頃で、一人で活動していたため、誰にも相談できずにかなり怖い思いをした
しろせんせー
しろせんせー
しろせんせー
ただ、同じ方向に向かってるだけかもしれない
自意識が過剰になってるだけかもしれない
そう考えようとしても、後ろの足音は止むことはなく、むしろ近づいてきているような気がした
しろせんせー
後ろを振り返ることもせず、俺は走り出した
すると、後ろの足音も追うようにスピードを上げてきた
しろせんせー
しろせんせー
しろせんせー
しろせんせー
一日中バタバタしていたのもあって、体力の限界が来ていたらしい
俺は足をもつれさせてしまい、スピードが落ちてしまった
その瞬間、後ろから追ってきていた足音が間近に迫り、腕を掴まれた
パシっ
乾いた音と共に力強く掴まれた感じがして、俺は思わず体をかたくした
しろせんせー
しろせんせー
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