コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
少し時間が遡って、同じ日の昼過ぎ
僕とりぃちょは大阪駅のホームで東京に向かう電車を待っていた
りぃちょ
ニキ
りぃちょ
そう 今朝、俺とりぃちょが運営から呼び出された理由は、イベント2日目と3日目の中止報告及び謝罪のためだった
機材トラブルに関しては、気づいてすぐに対応したらしいのだが、どうにも上手くなおらないらしい
運営側のミスにはついては、詳しい説明はされずただただ謝られた
りぃちょ
ニキ
りぃちょ
りぃちょ
ニキ
りぃちょ
ニキ
りぃちょ
りぃちょ
こういうとき、りぃちょもちゃんと考えてくれてるんだなと思う
外を歩いてる時に、絶対にボビーの名前を出さない
かと言って嘘を言う訳でもない
ふんわりぼやかしてくれている
ニキ
ニキ
りぃちょ
りぃちょ
ニキ
りぃちょ
りぃちょ
ニキ
りぃちょ
いきなり帰ったらどんな反応してくれるかなぁ
めっちゃ楽しみ
東京に着いた頃には、すっかり日が暮れていた
りぃちょ
ニキ
ニキ
りぃちょ
りぃちょがニヤッとしながらこちらに寄ってきた
りぃちょ
ニキ
りぃちょ
ニキ
りぃちょ
りぃちょ
ニキ
りぃちょ
りぃちょ
りぃちょ
りぃちょ
ニキ
街の雑踏をぬけて、家の方へ向かう
いつもならタクシーを使うけど、今日は歩きたい気分だった
ニキ
昨日、あんなに寂しがっていたボビー
突然現れたら喜んでくれるんだろうか
そんなことを考えながら、近所のコンビニのところまで来た
ふとみると、ボビーがコンビニから出てきたところだった
ニキ
全体的にすらっとしたシルエットのボビーは、歩いてるだけでもなんだかすごくカッコイイ
ニキ
どうやって声をかけようかなと思いながら後ろを歩いていると
ボビーは急に走り出した
わけも分からず、とりあえず追いかける僕
しろせんせー
しろせんせー
小さな泣きそうな声でボビーが僕を呼んでいるのに気づいた
ニキ
咄嗟にそう思った僕は、少しスピードを上げてボビーをつかまえることにした
しろせんせー
足がもつれたらしいボビーがスピードを落とした瞬間、僕はその腕を掴んだ
パシっ
しろせんせー
しろせんせー
僕の手を振り払おうとするボビーを、黙って抱き寄せた
しろせんせー
抱きしめると、一瞬抵抗したが、すぐに大人しくなった
しろせんせー
しろせんせー
ニキ
ニキ
ニキ
しろせんせー
安心したのか、ボビーの足から力が抜けて、崩れ落ちそうになった
それを支えると、ボビーを横抱きにした
ニキ
ニキ
しろせんせー
ボビーは僕に体を預け、スリっと僕の首元に顔をこすりつけた
その体は、フルフルと小さく震えていて、本当に脅えていた事をあらわしていた
家に着くと、僕はボビーを抱えたままソファーに座り、ただ黙って頭を撫でていた
しろせんせー
ニキ
しろせんせー
しろせんせー
ニキ
ニキ
しろせんせー
少し落ち着いてきたのか、ぽつりぽつりと話し始めるボビー
ニキ
ニキ
しろせんせー
ニキ
しろせんせー
ニキ
しろせんせー
そこから小さな声で話し出したボビー
ストーカーに狙われたことがあること
誰にも話せず怯えて過ごしていた事
最近は見なくなったが、またいつ現れるか分からないこと
そして今日、また追いかけられてたんじゃないかと思って逃げたこと
ニキ
ニキ
ニキ
ニキ
しろせんせー
しろせんせー
しろせんせー
しろせんせー
小さく笑うボビーは、なんだか少し儚げに見えた
ニキ
ニキ
ニキ
しろせんせー
しろせんせー