俺が見たのは、
真っ赤に染まった花の中心に...
首から血が出て倒れている赤色だった
gr
とんッ...とん...!!ポロッポロッ
gr
ごめんッ...ごめんッ...な...ポロッ...気付いてあげられなくてッッ...ポロッポロッ
sn
グルッペンッッ...!!
薄水色がこちらに急いで向かってき
次々に人が集まった
sn
まずいッ...早く処置しないとッッ...!!
sn
ッッ...トントンは俺がッ...絶対に生き返らせるッ...
tntn
.........
暗闇の奥から人が来た
そいつは、赤いマフラーを首に巻いていて
よっぽど俺に似ていた
...もう起きてるんやろ
tntn
...お前は誰や
...俺は────
彼は口をパクパクしながら
俺に伝えた
tntn
??、分からないんやが...
...気にせんでええよ
...お前は生きたいんか??
tntn
ッ...生きたくない
...嘘なんてみっともないわ。
tntn
ッッ!!...ほんまはッ...生きたかったッ...
俺がそう言うと、彼はクスッと笑い
俺はその言葉を待ってた
お前を大切にしてくれる奴らは周りにいるはずや、もう二度と死のうなんて言うなよ。
tntn
おんッ...有難う...ッ
彼の姿が消え、
目の前が明るくなった
目を開くと
白いカーテンに薬の匂いがした
恐らく医務室だろう
そんな事を思っていた時、奥から
薄水色がやってきた
sn
ッ...!?!?...とんッ...とん...??
薄水色が持っていた物が手から落ち、
俺は強く優しく、抱き締められた
sn
ッ...ばかッ...
tntn
...ごめんなッ...
sn
ううん...それよりも...喉は大丈夫...??
tntn
ちょっと痛いくらいだわ...w
sn
そっか...w
その後、皆が俺の傍にきて
涙を流しながら俺を叱った
だけど、青色は叱らずに優しく
抱き締めてくれた
そして
しばらく話していて気付いたんだ
俺は有能じゃなくていい、
俺は俺で生きていけばいい。
俺の居場所はここにある。
HappyEND
「完璧じゃなくていい」