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咲夜
………………
咲夜
こ……こ…は……？
咲夜
(蝶……屋…敷…？)
ﾊﾟﾘｰﾝ
咲夜
…………？
胡蝶しのぶ
………………
咲夜
しの……ぶ……おね…ちゃ……
胡蝶しのぶ
～っ!!!
ｷﾞｭｯ
胡蝶しのぶ
良かった！目覚めて…本当に良かった…!!
胡蝶しのぶ
2週間も寝てたのよ！
本当…心配かけるんだから……!!
本当…心配かけるんだから……!!
咲夜
にしゅう……かん……
咲夜
……………ねぇ
胡蝶しのぶ
？
咲夜
カナエ……お姉ちゃん…は……？
胡蝶しのぶ
……………
咲夜
……もし……かして……
胡蝶しのぶ
大丈夫、生きてるわよ、ちゃんと
胡蝶しのぶ
幸いにも致命傷となる怪我は無かったの
だから何とか命は助かった
だから何とか命は助かった
咲夜
………良かった
胡蝶しのぶ
だけど片目は失って、まだ目覚めてもいない
ただ、順調に回復してるのは間違いないわ
ただ、順調に回復してるのは間違いないわ
胡蝶しのぶ
……でも、それでも……
胡蝶しのぶ
もう、姉さんは……っ
胡蝶しのぶ
柱を……鬼殺隊を……引退せざるをえない…!!
咲夜
…………え……？
咲夜
(カナエお姉ちゃんが、鬼殺隊を引退？)
咲夜
そん…な…
胡蝶しのぶ
……ねぇ、あの日、何が起きたの？
胡蝶しのぶ
あんな大怪我…鬼と戦ったとしか思えない
胡蝶しのぶ
(……でも、姉さんは柱、なのにあの怪我は…)
咲夜
……あの日、おつかいの帰りに、鬼と遭遇したの
咲夜
カナエお姉ちゃんが……上弦って、言ってた
胡蝶しのぶ
(上弦…!?)
咲夜
…それから、カナエお姉ちゃんは私に逃げるように言った
咲夜
私は…言われた通り逃げて、鴉さんに天元お兄ちゃんを呼んでほしいって……言ったの
胡蝶しのぶ
だからあそこに音柱様が来たのね…
咲夜
天元お兄ちゃん……来てくれたんだ…
胡蝶しのぶ
えぇ、2人を運んでくれたのよ
咲夜
そうなんだ……また、お礼言わないと…
咲夜
………話、戻すね
咲夜
でも、あの後…どうしても嫌な予感がして…
カナエお姉ちゃんの所に……戻ったの…
カナエお姉ちゃんの所に……戻ったの…
咲夜
そしたら…カナエお姉ちゃんが倒れてた
咲夜
怒りで…体が凄く熱くなったの
その後…怒りに任せて鬼と戦った
その後…怒りに任せて鬼と戦った
胡蝶しのぶ
戦った!?上弦の鬼と!?
咲夜
う、うん…
咲夜
カナエお姉ちゃんの使ってた…花の呼吸と…
私のおばあちゃんが使ってた……氷の呼吸で…
私のおばあちゃんが使ってた……氷の呼吸で…
胡蝶しのぶ
(この子…鬼殺隊の指導は受けてないのよね…？)
胡蝶しのぶ
(なのに、どうして呼吸が使えるの…？)
胡蝶しのぶ
(……音柱様…)
胡蝶しのぶ
(……怪しいわね)
胡蝶しのぶ
とりあえず…分かったわ
続きをお願い出来る？
続きをお願い出来る？
咲夜
それから…呼吸を2つ使って相手を倒そうとした
咲夜
でも……駄目だった
咲夜
相手の技の…氷柱が体に刺さって…
何とか、致命傷は避けられたけど…
何とか、致命傷は避けられたけど…
咲夜
…話せる事はここまで
胡蝶しのぶ
…………
胡蝶しのぶ
(上弦の鬼に持ちこたえた…？)
胡蝶しのぶ
(おそらく数分だろうけど……
それでも凄い才能の持ち主である事に違いない)
それでも凄い才能の持ち主である事に違いない)
胡蝶しのぶ
…分かったわ、ありがとう話してくれて
胡蝶しのぶ
そういえば風柱様と音柱様達が何度もお見舞いに来て下さってたわよ
咲夜
そうなの…？
胡蝶しのぶ
えぇ、だからまた近々来ると思うわ
咲夜
……嬉しいな…
胡蝶しのぶ
嬉しいのは分かるけど絶対安静だからね？
咲夜
うん……ちゃんと安静にしてる
胡蝶しのぶ
それじゃあ私は他の人を診てくるから
咲夜
うん…頑張って
咲夜
(………今しのぶお姉ちゃん)
風柱様『達』って言った…？
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