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桜
そう言って、私は図書室に入る。
私は図書部に入っていて、 いつも金曜日に図書室に来て本の整理をしている。
図書部の先輩
図書部の先輩2
図書部の先輩
図書部員は3人しかいなかったらしく、 今年に私を含めた3人が入ったことで廃部にはならずに済んだ。
桜
本棚の整理をしようとしたとき、 窓から理科の先生と話している御月が見えた。
桜
何か話しているみたいだったが、話が終わったのか、 御月は校門へと向かって歩いていった。
理科の先生は少しの間そこに立ったままだったが、 私は見てしまった。
御月がいなくなってから、先生の口角が、微かに上がっていたことを。
桜
桜