慎二
、ん、?
目を開けると、水色の 天井が見える
慎二
(保健室か?)
雅
あ、起きた?
慎二
あ、うん
窓の外を見ると、綺麗な 夕日が見えた
慎二
(どんだけ寝てたんだ?)
雅が俺の額に手を当てる
慎二
ッ、!?//
雅
あー、熱は無いな
慎二
(ビックリしたぁ)
雅
頭、まだ痛い?
慎二
ちょっとだけ...
雅
ん、
雅が棚をあさる
雅
(頭痛どこにあんだ?)
雅
ゴソゴソ
慎二
....
慎二
(あんなこと言ったのに、何でこんなに)
慎二
(優しいんだ?)
雅の後ろ姿を見ながら、 俺は考えた
雅
あ、あった
雅
ほい
慎二
ありがと
雅は、俺に薬を渡し
ベットの横にある椅子に座った
雅
....
慎二
....
慎二
あ、あの
雅
何?
慎二
ごめん
雅
何が?
慎二
その、
慎二
酷いこと言ったし
慎二
ここ数週間、
慎二
雅のこと避けてたから...
雅
何で俺は避けられてたの?
慎二
え?
雅
俺は避けられてた理由を教えて欲しいんだよ
慎二
り、理由?
雅
あるだろ、絶対
雅
慎二は、理由もなくそんなことしたりしないし
慎二
....
慎二
雅、結構なひんどで告白されてるけど
慎二
全部断ってるじゃん
雅
う、うん
慎二
それで、その断る理由が好きな人がいるからって聞いて
慎二
お、俺といつも一緒に居たら
慎二
その、好きな人と
慎二
いる時間減っちゃうから...
慎二
迷惑かなって思って
雅
....
雅side
雅
(あんなに、アピールしたのに)
雅
(一ミリも気付いてもらえてなかったのか...)
雅
(俺に好きな奴?、)
雅
(慎二以外いねぇよ!!)
雅
(はぁ、でも)
雅
(真剣に悩んでくれてたんだよなぁ)
雅
(俺のことを思っての決断ってやつか)
雅
なあ、慎二
慎二
ん?
雅
俺の好きな人は
雅
慎二だよ
慎二
....
慎二
は?