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アリス

、、、

涼しげな風が頬を撫でる

手にはラジオが

アリス

アラスター、

エミリー

アーリース!!

アリス

わぁ!え、エミリーか、びっくりした、

エミリー

えへへ、何してたの?

アリス

ちょっと、ね

エミリー

?ラジオ?

アリス

うん、

エミリー

へぇー!聞くの?

アリス

うん、生きていた頃、その、好きな人がラジオ司会者で、それで、

エミリー

えぇ!?すっごいドラマチックじゃない!

エミリーは興奮気味に私を見つめる

アリス

でも、まだ見つけられないんだよね、
天国の何処を探しても、

エミリー

うーん、もしかしたら、地獄にいるかも、

アリス

地獄、、

エミリー

あ!私そろそろ行かないと、またねアリス!

アリス

あ、うんまたね、

私はエミリーに手を振り先程の会話を考えていた

アリス

地獄、、

地獄に、もしいるのなら、

アリス

好きだって、愛してるって、伝えたい、ずっとっ、側に居たい、

悲しげに呟く言葉は誰にも届かず、風に乗って消えた

チャーリー

さて!今日も信頼エクササイズをしましょう!

チャーリー

今日はどんなお題にしましょう、

エンジェル

そろそろネタ切れじゃないのー?

ヴァギー

エンジェル、今チャーリーが考えてんだから口出ししないで

ニフティ

ヒヒ!虫!虫!

ハスク

相変わらずだな、

アラスター

ハハっ!明るくて良いじゃないですか!

ハスク

俺は今最悪な気分だよ

アラスター

そうつれない事を言わず!我が友よ!

チャーリーがエクササイズのお題を考え、 それを茶化すエンジェル エンジェルを止めるヴァギー 虫を追いかけるニフティ バーでグラスを拭くハスク

その様子をハスクが入れてくれた酒を飲みながら眺める

アラスター

、、、貴女がいたらもっと賑やかになるんでしょうね

あぁ、早く会いたい、my dear

ハスク

、、、アンタにもそんな顔が出来るんだな

アラスター

んー?そんな顔とは?

ハスク

何かを待ち焦がれているような、まるで初恋したての男みてぇな顔してたぜ

アラスター

初恋、そうですねぇ、

初恋か、そんな可愛いものじゃない。 もっと黒くて、醜い。そんな感情

ハスク

、アンタ、誰かに惚れたか

エンジェル

え?!この全身いちご野郎が恋ぃ?!

チャーリー

え!!アラスターにもそんな相手が?!

ヴァギー

、マジ?

ニフティ

悪い子?!

アラスター

、、、

この人達は、何がそんなに楽しいのやら、

その後影を使ってその場を後にした

エミリー

、、、本当に言ってるの?!

アリス

うん、私、どうしても会いたいの、

エミリー

で、でも、エクスターミネーションに混ざって行くなんて、

アリス

お願い、エミリー、このことは黙っていてほしい、

エミリー

、、、分かった、でも一つ条件がある

アリス

エミリー

私にも、手伝わさせて

アリス

え、?良いの、?

エミリー

えぇ!友達の恋のお手伝いだもの!それだけでワクワクしちゃう!

アリス

、、ありがとう、エミリー

私はエミリーにハグをした

エミリー

エクスターミネーションは明日だから、今日はもう休んで?

アリス

うん、ありがとう、

エミリーは部屋から出ていき私は部屋で1人時計を眺めていた

アリス

もうすぐ、もうすぐで会えるよ、アラスター、

私は瞼を閉じた

エミリー

私はここまで、

アリス

うん、ありがとうエミリー、

エミリー

、、また、帰ってきてね

アリス

うん、大好きだよ、

エミリー

私も、!じゃあ、またね!

エミリーに手を振り、私は地獄に続くワープゲートを潜った

ワープを潜ると体が宙に浮かんだ

アリス

わ、わわ、!よいしょ、、!

まだ力の制限が分からないため、羽を6枚出してしまった

その後なんとか着地し、他の悪魔達と混ざりその場を後にした

一言で言うと、酷い惨状だった

天使達は悪魔達を容赦なく刺したり、突いたりなど、その度に吐き気を感じた

アリス

とりあえず、治せる人は治していこう、

私はまだ助かる悪魔達を助けた

こんなのが天使達に見つかったらまずいが、今は助ける事を優先する

アリス

治癒の加護を受けていてよかった、

アリス

でも、どうしよう、

住む場所がない、野宿にしたって天使達に見つかったらまずい

アリス

どっかの路地裏にでも、

そう呟いた瞬間

大きな看板が外れ、私の方に落ちてきた

アリス

え、?

私は頭を守ろうとした瞬間

突然視界が黒一色になった

アラスター

ニャハハっ!実にいい眺めですねぇ!

私はコーヒーを飲みながら、 エクスターミネーションを 屋上から眺めていた

だが天使達が通ってきたワープリングが光った

いや、その近くが光ったというのだろうか

アラスター

!これは、

私はすぐさま影に潜り移動した

彼女が、来ている

あの気配は完全に彼女だった

アラスター

アリスッ、!

そうして気配の元を辿り着くと 看板が彼女を目掛けて落ちてきていた

私はすぐさま彼女を影に取り込んだ

アラスター

アリスッ、

あぁ、やっと、会えた

視界が真っ暗だったが、次の瞬間には違う景色が映っていた

アリス

っ、、ここは、

ヴァギー

は、?

エンジェル

え?

ハスク

、、、

エンジェル

アンタ、ついに、

この人達は誰だろう?そういえば私、横抱きにされてる?

アラスター

お久しぶりですね、アリス

アリス

!もしかして、

アラスター

えぇ、アラスターですよ

彼は優しく微笑む

あぁ、あぁ、やっと、会えた、

アリス

ッ、やっと、やっと、貴方に、会えたっ、、

私は彼に抱き付き 涙を流した

アリス

私、私っ、ずっと、探してたっ、
でも、天国にはいないし、どうしようって、ずっとっ、

アラスター

えぇ、えぇ、これからは貴女の側にいますよ、my dear。

アラスターは私を抱きしめ、そう囁いた

チャーリー

あのー、ごめんなさい、えっとー、貴女は、お客さん、かしら?

ヴァギー

アンタ、天使でしょ?なんでこんなとこにいんの?

アリス

え、えっと、

白い髪の女の子が槍を私に向けている

怖い、

チャーリー

ヴァギー、やめてあげて。怖がってるわ

ヴァギー

でもチャーリー!あの子は天使だよ?!

そう言いヴァギーと呼ばれた子は私に再度槍を向ける

アラスター

おい

ヴァギー

アリス

アラスター、大丈夫だよ。警戒されて当たり前だから、

アラスター

、、、

アリス

え、えっと、ごめんなさい、
確かに私は天使だけど、皆さんには絶対危害は加えません

ヴァギー

、、ごめん、気が動転してた

そう言うとヴァギーという子は槍を仕舞ってくれた

良かった、

チャーリー

えーっと、じゃあ貴女はお客さんという解釈で、?

アリス

あ、えっとそれは、

アラスター

彼女は私の恋人です!なので、彼女にはこれから私の助手をやってもらいます

チャーリー

え?

ヴァギー

は?

エンジェル

嘘だろ、?

ハスク

、、まじかよ

ニフティ

悪い子かな?!

チャーリー

こ、恋人ぉぉー?!

アラスターの自室

アリス

つ、疲れた、

あの後皆さんからの質問攻めが凄まじかった

アラスター

まったく、困ったものですねぇ

アリス

あはは、そういえば、アラスターの容姿って鹿?

アラスター

えぇ、そういう貴女は、猫ですか?

アリス

うん、変、かな?

アラスター

いいえ!どんな貴女でも私は好きですよ

アリス

ふふっ、ありがとう。

アラスター

、、アリス。

アリス

アラスター

貴女が死ぬ前、私に言って下さいましたよね。愛してると

アリス

う、うん、

アラスター

あの時の返事を今いいですか?

そう言うとアラスターは私の頬に手を添え

アリス

アラスター

私も、貴女を愛しています。
これからもずっと。
あの時出来なかった分まで貴女を幸せにします

アリス

ッ、、。

また、涙が溢れてくる。

アラスターは黙って私を抱きしめてくれた

アリス

嬉しい、、すごく、嬉しいよ、
アラスター、

アラスター

それはよかった。さぁ、もう眠りなさい

私はそのまま瞼を閉じた

ハスク

あ、アイツが、囁いている、!!

エンジェル

へぇ?全身いちごちゃんも欲情すんだねぇ

ハスク

お前、間違ってもそれあいつに言うなよ?

サーペンシャス

グス、時を超えた愛ですねー、

チャーリー

きゃあー、、!あのアラスターが、!女の子に!

ヴァギー

チャーリー、分かったから落ち着いて

扉の前で会話を聞いていた住人達

スゥー、

書きすぎた

ごめーん!書きすぎて、ごめーん!

私だけのラジオスター

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コメント

1

ユーザー

いや、本当に読んでて最高すぎます!いや、主さんの文才、高すぎません?本当最高です!

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