愁介(18)
ねぇ、父さん
英寿(パパ)
ん?
愁介(18)
何で母さん選んで、結婚したの?
英寿(パパ)
あー前も言ったけど、俺の一目惚れかな
愁介(18)
ふーん
愁介(18)
どんな感じで始め話したの?
英寿(パパ)
俺が愁斗が入学して来た時に、急いでて廊下走ってたら愁斗とぶつかったんだよ
英寿(パパ)
その時に初めて愁斗と軽く話して、その後も忘れられなかったんだよね
愁介(18)
そうなんだ
英寿(パパ)
うん。笑った顔可愛かったなぁとか、もっと話したいなって思って!
英寿(パパ)
それで俺からメッチャアピールして愁斗が高一の2学期に付き合ったんだよね
愁介(18)
でもさ、父さんにとっても母さんにとってもお互いが初めての彼氏だったんでしょ?
愁介(18)
よく喧嘩して別れたりとかしなかったよね
英寿(パパ)
まぁ、喧嘩は何回もして来たけど、その度にちゃんと話し合って理解していこうって約束してたから、別れなかったのかな
愁介(18)
母さんのどこが好きなの?
英寿(パパ)
いっぱいあるよ笑
英寿(パパ)
可愛い、かっこいい、優しい、周りを見れる、気遣いができる、いつも笑顔、人の悪口言ってるの聞いたことない、いろんな人に愛されてる、努力家、ツンデレ、後他にも、、
愁介(18)
ちょ、もうストップ!聞いといてあれだけど、十分わかった
英寿(パパ)
えー、まだあるのに
愁介(18)
ありがとありがと
英寿(パパ)
てか、何で急に?
愁介(18)
いやー、友達と親の話してて
愁介(18)
友達の親がよく喧嘩しちゃったり、まぁ、仲良い時もあるけど見たいな
愁介(18)
でも、うちは喧嘩してるのほぼ無いし、いっつも堂々と俺らの前でもラブラブしてるよなあって思って
英寿(パパ)
あー確かに、喧嘩はしてないかも
英寿(パパ)
話し合うことの大切さわかってるから
愁介(18)
そっか、ありがと
英寿(パパ)
いいえー
美緒(16)
ねぇ、ママ!
愁斗(ママ)
んー?
美緒(16)
何でパパと結婚したの?
愁斗(ママ)
え?
愁斗(ママ)
あーまぁパパが大好きで愛してたからかな(〃ω〃)
美緒(16)
ふーんママ照れてる!
愁斗(ママ)
ちょっとやめてよ笑
美緒(16)
笑
美緒(16)
パパと初めはどんな感じで仲良くなったの?
愁斗(ママ)
ひでが急いでたのか、廊下走ってて、それに気づかずぶつかった時に初めて話したかな
愁斗(ママ)
そのあとは、よくひでが話しかけに来てくれて
美緒(16)
そうなんだ!
美緒(16)
パパイケメンだった?
愁斗(ママ)
うん笑かっこよかったよ笑
美緒(16)
そっか笑
美緒(16)
パパとママは喧嘩しないよね
愁斗(ママ)
うん。しないね
美緒(16)
なんで?
美緒(16)
イラっと来たりすることもあるでしょ?
愁斗(ママ)
まぁ、あるけどそれ以上にひでの尊敬できるところが沢山あるし、大好きだから、許せちゃう
美緒(16)
ママの心が広いんだね
愁斗(ママ)
そうかな?
美緒(16)
うん!
美緒(16)
じゃあ、パパのどこが好きなの?
愁斗(ママ)
いっぱいあるなぁ
愁斗(ママ)
かっこいい、誰にでも優しい、気配りができる、人の悪口を言わない、俺のこと大好きなところ、沢山愛してくれるところ、大型犬みたいで可愛いところ、いつも守ってくれるところ、辛い時とか寄り添ってくれる、俺のヒーローなところとか他にもいっぱい!
美緒(16)
ママってさ、パパに言わないだけでパパの事大好きで、溺愛してるよね笑
愁斗(ママ)
やめてよ、恥ずかしいじゃん笑笑!
美緒(16)
ママって可愛い
愁斗(ママ)
えーありがとう😊
美緒(16)
パパがママを選んだ理由がわかる
美緒(16)
パパとママの子供で、よかった☺️
愁斗(ママ)
俺も、皆んなのお母さんになれてよかった。お母さんにしてくれたひでにも皆んなにも感謝しなきゃ
美緒(16)
ママ大好き!
愁斗(ママ)
🤭
愁斗(ママ)
ママも大好きだよ
ガチャ
愁斗(ママ)
あれ、ひでと愁介も何か話してたの?
英寿(パパ)
うん!愁斗への愛語ってた
愁斗(ママ)
何それ、恥ずかしいんだけど笑
愁介(18)
あ、俺母さんに聞きたい事あったんだ!
愁斗(ママ)
どうしたの?
愁介(18)
俺ってさ、母さんが何歳の時にできたの?
愁斗(ママ)
18歳だよ
愁斗(ママ)
今の愁介とおんなじ時
愁介(18)
そっか
愁斗(ママ)
どうして?
愁介(18)
いや、ふと思ったんだよ
愁介(18)
母さんも父さんも今アイドルとして活動してるじゃん?
愁介(18)
でも、母さんまだ若い方だし、俺ができて大変な事とか色々あったんだろーなって
愁斗(ママ)
そういうことか
愁斗(ママ)
まぁ、大変なことあったけど、ひでがいたし皆んなが理解してくれて受け止めてくれたから安心して産めたから
愁斗(ママ)
沢山世間の人からは言われたけどね
愁斗(ママ)
「子供が子供産んで育てられるわけない」とか「アイドルとしての覚悟足りなさすぎ」とか
愁介(18)
そっか、、
愁斗(ママ)
でも、どんな時でもひでがいたし、悲しくてもお腹の中で愁介が沢山動いて大丈夫だよって
愁斗(ママ)
言ってくれてる気がして
愁斗(ママ)
ちゃんと、子供を幸せにしてあげなきゃなって思ったし
英寿(パパ)
まぁ、愁斗を18歳の時に妊娠させちゃったのは俺なんだけどね
英寿(パパ)
それでも、今はこんなに幸せで毎日笑顔で楽しく仕事出来てるから、あの時堕ろしたりしなくてよかったなって
英寿(パパ)
まぁ、堕ろすきなんてお互いになかったけど
愁介(18)
そっか、産んでくれてありがとう
愁斗(ママ)
いいえ。こちらこそ俺らの子供になってくれてありがとう
英寿(パパ)
兄弟もできて沢山我慢させちゃった部分もあるけど、沢山俺らのこと助けてくれてありがとうな
美緒(16)
なんか、感動するね
愁斗(ママ)
そうだね
英寿(パパ)
でも、この話ちゃんとできてよかった
愁斗(ママ)
確かに
愁斗(ママ)
2人ともありがとうね
美緒(16)
こちらこそ!
愁介(18)
ありがとう