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松村
まぁ、慎太郎とジェシーの
身の潔白が証明されたし、悪くはない。
松村
父さん。
俺、父さんの敵討ちたい。
けど、あんな奴らが、
あんな5人が、
俺の父さんを?
なんで?
だって、その時は、
まだ、俺たち会ってないのに。
なんの関係があるの?
分かんないよ。父さん。
その時、ふと思った。
俺にこのメールを送ったのは、
誰だろ、って。
オフの日。
俺は1人で図書館に来た。
こんなことがあってから、
気が休まるのは家とここぐらいだ。
なんの本を読もうか、
グルグルと回っていると、
ひとつの本が目に入った。
「刑事犯罪の時効はいつ?」
というタイトルの本。
俺はこの本をとって、椅子に座った。
パラパラパラ……
ページを軽くめくっていくと、
大きく見出しが書かれたページが、
俺の目に止まった。
殺人罪の時効はいつか。
という黒い字でかかれたタイトルだ。
そのページを開き、読み進めた。
殺人罪
5年以上の懲役、
又は無期懲役、
又は死刑。
平成22年4月に殺人罪の時効が廃止。
しかし、過失致死などの例外の場合、
時効は、12〜16年。
もし、
父さんの殺害が
過失致死だとしたら、
本当の殺人じゃなかったとしたら、
時効がくる。
その前に、
俺が全てを暴いて、
復讐する。
2日後
俺は、樹の家に一人で来た。
樹が、
最近色んなことがあって、大変だから
少し俺の家で休んで欲しい。って。
田中
田中
そう言って、コーヒーを手渡された。
松村
ゴクッ…
松村
松村
田中
田中
田中
田中
松村
松村
松村
田中
松村
松村
田中
松村
ガチャン…
松村
ブーッ…ブーッ…
その時、電話がかかってきた。
髙地からだ。
松村
松村
髙地
髙地
髙地
松村
松村
髙地
髙地
松村
髙地
髙地
松村
松村
その時、
ガンッ……
頭にグラッ…と衝撃が走った。
松村
髙地
松村
意識がどんどん遠のいていく。
視界がぼやける直前、
俺ははっきりと、
バットを持った樹の姿を捉えた。
そこで俺は、意識を失った。
「北斗…!!大丈夫!?」
「北斗……!!!」
プツンッ……、プーっ…プーっ…
田中
田中
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