テラーノベル
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膝の上で、麗央の体がふわりと動いた
麗央
かすれた声とともに、まつげが微かに震える
起きた――とわかった瞬間、蓮は一度だけ、小さく息を吐いた
蓮
言いながら、そっと膝から下ろそうと両腕をずらした、その時――
麗央
麗央
微かな拒絶の声
まるで寝言みたいなトーンだったのに、腕に力が入る感覚がはっきりと伝わった
蓮
麗央
まだ半分眠ったまま、蓮のシャツをぎゅっと掴む
喉の奥から、くぐもったような音が漏れた
麗央
泣き声だった
零斗
零斗が思わず笑いながら口を押える
朔矢は眉を上げて、
朔矢
と呆れたように言ったが、蓮自身は何も言わず、ただ、
そのまま両腕で麗央をすっぽりと抱き上げた
麗央
麗央は反応するも、されるがまま
蓮の腕の中で、子どものように小さく身を寄せていた
蓮
優しく言い聞かせるような声
階級も年齢も関係ない。今の蓮は、ただ一人の男として、麗央を抱いていた
ソファまでの数歩
重さを感じさせない抱き方に、周囲の視線がふと和らぐ
零斗
朔矢
龍牙
静かにソファに下ろされると、麗央は名残惜しそうに腕を伸ばして――
麗央
蓮
ぽん、と蓮が頭を撫でると、ようやく安心したように、まぶたが閉じた
ソファの上、まだぬくもりが残るその腕の中で
麗央は再び、甘い朝の夢に沈んでいった
コメント
9件
えろ赤ちゃんなんだな👶🏻🔞
✨️👏🏻(⸝⸝⸝⸝神∀神⸝⸝⸝⸝)👏🏻✨️
まじでいい作品だと思います!!! 香月??さんはもうでませんか? まじで応援してます!!!!!!!