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…ガララッ
赤坂
赤坂
佐藤
赤坂
赤坂
赤坂
赤坂
赤坂
赤坂
赤坂
赤坂
恐らくけちゃの主治医である人が俺の肩に手をかけた
驚いて肩が跳ね上がる
赤坂
赤坂
赤坂
赤坂
また、とは言われたが
けちゃが心配で俺はすぐには動けなかった
赤坂
赤坂
赤坂
赤坂
赤坂
空にはもう月が昇っていて
そんなに時間が経ったんだなぁと呑気に考える
近くにあった椅子をひいて腰掛ける
けちゃの呼吸は落ち着いていて
彼は静かに目を閉じて眠っていた
うっすらと目を開く
窓の外を見て自分が意識を飛ばしたことに気がつく
…気を失う直前の彼の声は
そう呟いた直後ふと彼に気づく
なぜここにいるのだろう
これも夢なのだろうか
起こさなきゃ
こんな辛そうな顔
見ていたくない
あの日は寒かった
独りで病室にいる時に息が出来なくなった
痛みに必死で耐えているときだった
静かに扉が開いた
母がお見舞いに来てくれた
母
母
母
苦しいと言った僕を見て
母は笑っていた
母
母
母
母
母
母
がたんと音を立てて母が後ずさりをする
母
扉が
僕の言葉を拒絶するように閉じたことだけ
はっきりと記憶に残っている
"もう行くね"じゃない
"ばいばい"でもない
"ずっとここに居るから"
そう言ってくれた