第11話 乱れる乾 今回は乾目線でどうぞ。
福良拳
入ったばっかりなのにもうここまでできてるんだ。すごいね!
乾晃樹
あざす
この事務所に入ってから1週間。素質が俺にはあっていたようで難なくこなせている。今はこの事務所には福良さんと俺しかいない。
福良拳
そういえば最近自分ちゃんと一緒にいるの見ないけど…喧嘩でもした?
乾晃樹
っ……!そんなんじゃ…ないですけど……
そういえば1週間くらいあいつと喋っていないな……。とは言っても最近は話しかけるタイミングがないだけだけど……。
福良拳
ふーん……
乾晃樹
な…なんスカ……?
福良拳
いや〜そういう事か〜って思うと…乾も大変だね。
乾晃樹
な……!
福良拳
安心して。誰にも言わないから。俺と乾だけの秘密。
乾晃樹
………
福良拳
自分ちゃん素直でいい子だしわかるな〜。
乾晃樹
そんなんじゃ…ない…けど…
福良拳
乾もガンガン行かないとあの双子に取られるよ?
その時だった。出かけに行っていた山本さんと伊沢さんが帰ってきた。この話は一旦やめて作業に戻った。
乾の家
乾晃樹
はぁ……
家に帰ってから夕飯と風呂を済ませてソファに寝っ転がった。そしてスマホをいじる。
乾晃樹
あ〜……!
福良さんの会話が頭に残り、冷静ではいられなくなる。俺は一体どうしたのだろうか。
乾晃樹
そんなはずない……。あいつとはただの友達…で……
乾晃樹
なんだよこんな時に……。あんま乗り気じゃないから明日返そうかな……。
俺は冷静になるためにも早くベッドにダイブした。けれどその後もなかなか寝付けずに寝不足となってしまった。
短くてごめんなさい。主多忙により1週間くらい放置しちゃうかもです。
ぜひ待っていてくださいね〜







