僕は偽って生きている

ガチャ

俺たちは決して裕福ではなかった

お母さんはずっと仕事。 お父さんは出張。

家の家事は💜兄と❤️兄がやってた

お母さんは夜遅くに帰ってきて、朝早くに仕事に行く。お母さんには休日以外あっていない

俺たちの楽しみは休日に帰ってくるお父さんと一緒に話したり、遊んだりすることが楽しみだった

”すぐ戻ってくる”この言葉は現実になった………

お父さんは出張中の事故であっという間に○んでしまったのだ

次にお父さんと会った時お父さんは顔に白い布をかけられ、安らかに眠っていた……

その後、お母さんは1人で僕たちを育ててくれた。僕たちもなるべく手伝って負担を減らせるよう努力していた

この日は雨が降っており、お母さんに傘を届けるべく1人で駅まで来ていた。

ｷｷーーーー！

ﾄﾞﾝｯ

次に目が覚めた日は病院だった

俺たちの幸せは一瞬で消えた

お父さんは事故…… お母さんも僕のせいで事故

俺たちは児童養護施設で5年ほど過ごし、💜兄や🧡兄が大人になったタイミングで児童養護施設を出ていった

俺は夢でお母さんやお父さんに 『あなたのせいで私たちは○んだのよ！』と言われる悪夢を見てしまうようになった

悪夢を見た時は睡眠薬を服用量の倍呑んで、意識を失うように寝ることで苦しみを少しでも軽減してるつもりだ。

こういうことをするようになったのはあるネットニュースを見てからだ

ネットニュースでODの危険性について特集されていて、ODをすると息苦しくなり、吐き気がして、意識を失うと書いてあった

だから、俺は悪夢を見たら薬を飲んで意識を失うことで悪夢を見た事さえも忘れてしまう

それが唯一の心の支えだった……