樹
夢の手当を終えた樹は、救急箱を整理し一息ついた。
樹
樹
夢
樹
ガチャッ
樹は気絶した夢を数秒見つめた後、そっと部屋を出て行った。
バタンッ
樹
樹
樹
すると樹はおもむろに、懐から銃を取り出した。
樹
夢 「いーちゃん?」
バアンッ!!
夢 「あ”あ”ぁ”あ”ッッ──?!?!」 「あ”っ……あ”…ハッ、ハヒュ……ッ”!!」
小暮 「どうだ?これでもお前は、友達だと言うつもりか?」
夢 「あ”っ…たり、ま”ぇ…でしょ…ッ!!」 「約束ッ…し”た、から”…」
樹
樹
樹
ガンッ!!
すると樹は持っていた銃を、床に叩きつけた。
樹
小暮
小暮
すると樹の背後から、突然小暮が話しかけてきた。
樹
樹
小暮
小暮
樹
樹の焦り具合に小暮は笑ったが、相変わらずその目はまったく笑っていなかった。
小暮
樹
小暮
そう言って小暮は、床に転がった樹の銃を拾った。
小暮
樹
小暮
小暮
樹
小暮
そう言うと小暮は元々細い目を、さらに細めるようにして笑った。
その笑顔が妙に恐ろしく感じた樹は、差し出された銃を手に廊下の奥へ走り去ってしまった。
小暮
小暮はそう言うと、数人の部下を連れて夢のいる部屋へ入って行った。
まだ、やる気なのね
あの怪我じゃ、放っておいてもいずれタヒぬわね
タヒぬ…?誰が…?
夢が?
どうして?
あの子が、一体何をしたって言うの?
何も悪いことなんてしてないのに…
樹
樹
樹
部下 「オラッッ!!さっさと吐け!!」
夢 「だからッッ…知らないってば…!!」
樹
小暮 「往生際の悪いガキだな、おい…」
夢 「待って…もうやだッッ、いや!!」
夢 「助けて…」
夢 「いーちゃん!!」
樹
夢
樹
夢
樹
夢
樹
夢
樹
樹
夢
樹
夢
樹
夢
樹
夢
夢
樹
夢
樹
夢
樹
やめてよ
そんな声で、私の名前を呼ばないで
私が敵だっていうこと忘れたの?
人の気も知らないで
貴女のそういうところが、本当に…
樹
マイキー
マイキー
マイキー
蘭
竜胆
蘭
竜胆
春千夜
春千夜
蘭
蘭
通話
00:00
ココ
蘭
鶴蝶
マイキー
蘭
蘭
???
蘭
???
蘭
???
???
???
蘭
???
???
???
???
相手はそう言うとブチッと、通話を切った。
望月
武臣
蘭
竜胆
春千夜
春千夜
ココ
ココ
蘭
マイキー
鶴蝶
マイキー
マイキー
マイキー
蘭
マイキーの言葉で何かを理解した蘭は、急いでオフィスを出ていった。
竜胆
望月
春千夜
マイキー
蘭
???
蘭が公園にたどり着くと、そこには顔を隠した人物が待っていた。
その人物の腕には、ひどい怪我を負った夢がいた。
???
蘭
???
???
???
???
その人物は淡々と話すと、そう言って背を向けた。
蘭
???
蘭
蘭
???
???
???
???
???
蘭
しばらく沈黙が続くと、遠くからサイレンの音が聞こえてきた。
???
???
そう言うとその人物は、蘭の前から姿を消した。
病院
蘭
竜胆
蘭が手術室前の廊下で待っていると、竜胆達が息を切らして走ってきた。
ココ
鶴蝶
蘭
マイキー
マイキーにそう言われ、蘭はランプの付いた手術室を指さした。
春千夜
望月
蘭
蘭
蘭
武臣
ココ
蘭
ココ
パチッ
すると手術室のランプが消え、医者が出てきた。
医者
蘭
医者
竜胆
医者
病室
夢
蘭
蘭はベッドに横たわる夢の頬に、そっと触れた
医者
医者
ココ
そう言うと医者は、病室から出ていった。
蘭
竜胆
蘭
竜胆
春千夜
蘭
蘭
竜胆
蘭
蘭
蘭はそう言って、生気のない目で竜胆を見つめた。
マイキー
マイキー
蘭
蘭
蘭
蘭
蘭
蘭
蘭
蘭
蘭
蘭
蘭は目に涙を浮かべながら、枯れ気味の声でそう叫んだ。
竜胆
夢
蘭
すると眠っていた夢が、目を覚ました。
春千夜
竜胆
鶴蝶
ココ
マイキー
望月
武臣
蘭達は安堵の表情を見せ、胸を撫で下ろした。
夢
蘭
蘭
夢
┄┄┄┄┄?
蘭
To Be Continued…
コメント
5件
まさか記憶喪失?!