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#魔法
琴葉_ 🍮🥄
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何時も通り同じ通学路を辿って学校へ行く。
眠い目を擦り、学校の門を潜る。
席に着いて、支度をする。
そう言えば今日は漢字の小テストがあるんだったな。 うりは勉強してきたのかな。
なんて事を考えているとSHR開始のチャイムが鳴った。
まだうりの姿はない。
先生
先生
先生
先生
先生
クラス中が騒めく。
深夜、市内で男性が刺殺されるという事件が起きたらしい。 犯人は現在逃亡中で、警察も犯人の身元を調べている最中だ。
だからか、生徒たち全員に「集団で帰れ」と通達があった。
こんな日に限ってうりが居ないなんて…。
真宮 ゆあん
ー〇〇警察署 刑事部 捜査一課室ー
佐藤巡査部長
佐藤巡査部長
お父さん
佐藤巡査部長
お父さん
佐藤巡査部長
お父さん
佐藤巡査部長
佐藤巡査部長
お父さん
お父さん
佐藤巡査部長
お父さん
佐藤巡査部長
佐藤巡査部長
佐藤巡査部長
お父さん
あっという間に学校が終わって家に帰ってきた。
鍵を開け何時ものように「ただいま」と言う。
お母さん
お母さん
母はリビングから顔を出すと、何時も隣にいるうりが居ない事に気付く。
すると残念そうに。
お母さん
真宮 ゆあん
そう軽く笑い退けると、母は「毎日来てたから当たり前になっちゃってたわ」と言う。
確かに。うりがここに居ないのはもう何年振りか。
真宮 ゆあん
お父さん
父は相変わらず新聞と向き合っていた。
お母さん
お父さん
お父さん
真宮 ゆあん
母の料理は相変わらず美味しかった。
だけど、1つだけ余っている座席が何故か虚しく思えた。
今日の分の宿題を終わらす。
宿題は思ったより簡単だった。
ふと、机の隅に置いていたスマホに目をやる。
真宮 ゆあん
朝からずっと送り続けているメールには返信も既読もつかなかった。
真宮 ゆあん
何か事件に巻き込まれたか、熱を出して1人で苦しんで居るんじゃないか。
色々な考えが頭を過ぎった。 けど、どれも自分が納得出来る理由が見つからなかった。
とその時コンコンっと窓を叩く音が聞こえた。
気のせいか。と半ば疑いつつ窓に近付く。
カーテンを開けると、そこには見覚えのある顔のヤツが居た。
真宮 ゆあん
真宮 ゆあん
うりは家の屋根に居た。恐らくよじ登って来たんだろう。 なんてタフなんだよと笑いそうになったが、うりの様子がおかしい事に気が付く。
真宮 ゆあん
何か様子がおかしい。 暗くてよく見えないけど、制服は泥だらけ、呼吸も荒い。
左手だけを後ろに隠している。
真宮 ゆあん
返事がない。何時もならふざけんなとか笑いながら返すのに。
ゆっくり窓を開ける。
うりが1歩ずつ入ってくる。
その瞬間。
床にポタっと赤い雫が零れた。
真宮 ゆあん
間違いない。これは血だ。
瀬那 うり
うりの声は驚くほど震えていた。
「ごめん」 ただそれだけを言い残して。
真宮 ゆあん
真宮 ゆあん
瀬那 うり
真宮 ゆあん
うりのブレザーに手を伸ばした時、気付いた。
この血…うりのじゃない。
恐る恐る確かめた。
真宮 ゆあん
うりは沈黙を貫いたまま。目を閉じた。
暫く目を瞑ったままだったうりが、ようやく口を開いた。
そして_
瀬那 うり
殺した
真宮 ゆあん
瀬那 うり
考えて考えて出た答えが「怪我はない?」だった。
うりは終始泣きそうだった。 けど一瞬だけ張り詰めていた空気が緩んだ気がした。
そこへ。 階段を登る音が聞こえた。
真宮 ゆあん
一段一段近付いてくる。 まるで死へと誘う悪魔のように。
お父さん
父が自分の部屋の前まで来る。
息が止まった。本能的に分かる。 今この現状は父に見られちゃダメだ。
真宮 ゆあん
俺は咄嗟にクローゼットの扉を開け言う。
真宮 ゆあん
瀬那 うり
真宮 ゆあん
俺は半ば強引にうりをクローゼットに押し込んだ。
コンコンっ。父が扉を叩く音がする。
お父さん
真宮 ゆあん
お父さん
お父さん
心臓が跳ねる。
父は続けて。
お父さん
真宮 ゆあん
足音が遠ざかっていく。
その瞬間、クローゼットの中から小さな嗚咽が聞こえた。
うりが泣いてる。
この時初めて俺は 『うりは本当に人を殺したんだ』と痛感させられた。
真宮 ゆあん
瀬那 うり
真宮 ゆあん
真宮 ゆあん
瀬那 うり
真宮 ゆあん
真宮 ゆあん
瀬那 うり
必死で何かを隠そうとしているのは分かってる。 けどうりのいっぱいいっぱいな表情を見たら…続けて問い詰めるのは違うと思ってしまった。
瀬那 うり
真宮 ゆあん
瀬那 うり
真宮 ゆあん
翌朝。
お母さん
お父さん
お母さん
真宮 ゆあん
『続いてのニュースです』
『昨夜、市内で起きた男性殺害事件。警察は市内の高校に通う男子高校生』
『瀬那(せな)うり。17歳を事件の容疑者として追っています』
テレビにはうりの顔写真が載せられた。
リビングでテレビを見ていた父が呟く。
お父さん
俺はテレビを見つめたまま何も言えなかった。
𝐍𝐞𝐱𝐭♡···▸20
◾︎◽︎To be continued◽︎◾︎
コメント
1件
うわ、第2話でいきなりここまで来るんだ…。朝のニュースで殺人事件が報道されて、うりが学校に来なくて、帰ってきたと思ったら血まみれで「人を♡♡♡た」って…。しかもゆあんの反応が「怪我はない?」ってところがもう、二人の関係性を感じさせるし、父親が警察の刑事って伏線も効いてる。クローゼットに隠すシーンの緊張感、すごく良かったです。続きが気になりすぎます!