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今日は遂に退院の日です
お母さん
月城 陽奈
お母さん
お母さん
月城 陽奈
お母さん
お母さん
月城 陽奈
お母さん
月城 陽奈
月城 陽奈
お母さん
お母さん
月城 陽奈
…………
月城 陽奈
月城 陽奈
病院内を探しても優斗さんがいないのです
月城 陽奈
…………
月城 陽奈
私は驚きました
だって、優斗さんの病室はポツンと
ベッドが真ん中にあっただけだったんですから
月城 陽奈
月城 陽奈
月城 陽奈
私は呼びかけてみました
返事はありません
私はベッドの方へ歩いていきました
月城 陽奈
ベッドの上には1枚の手紙が
月城 陽奈
月城 陽奈
「陽奈へ」
「単刀直入に言う」
「俺は陽奈のことが好き」
「今までありがとう」
「優斗より」
手紙には不器用な字で
そう書いてありました
月城 陽奈
月城 陽奈
優斗
聞き覚えのある声に振り向きました
月城 陽奈
優斗
月城 陽奈
優斗
優斗
月城 陽奈
優斗
月城 陽奈
優斗
月城 陽奈
優斗
優斗
優斗
月城 陽奈
月城 陽奈
優斗
月城 陽奈
優斗
月城 陽奈
その時、優斗さんの体が少し透けてきた
月城 陽奈
優斗
月城 陽奈
優斗
優斗
優斗さんは私に近づいてきて
頭の上に手をポンと乗せました
優斗
月城 陽奈
目から涙が溢れてきました
月城 陽奈
優斗
月城 陽奈
月城 陽奈
優斗
月城 陽奈
私は自然とそう言っていました
優斗
月城 陽奈
優斗
優斗
月城 陽奈
優斗
優斗
月城 陽奈
私は俯いてしまいました
優斗
優斗さんはもうほぼ消えていました
月城 陽奈
私は優斗さんに抱きつきました
優斗
月城 陽奈
優斗
前を向くと目の前には優斗さんはいませんでした
でも確かに感じました
人の温もりを
…………
それから私は部活にも復帰しました
以前はいなかった友達も沢山出来ました
表情が明るくなったからか
男の子からも告白されました
私はよく考えます
月城 陽奈
月城 陽奈
と。私はいつまでも優斗さんを忘れません
あの方言、無邪気な笑顔
そして、私に愛を教えてくれたこと──。