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ゆうた
……
ゆうた
(あの事故にあったのが俺なら……)
ひなた(ゆうた)
これでどこからどう見てもひなたくんだよね！
燐音
……ユタ？
燐音
お前、ヒナみたいになってどうしたんだよ！
ひなた(ゆうた)
あ、燐音先輩！
ひなた(ゆうた)
おはようございます！
燐音
あ……ああ……
HiMERU
ゆうた？
HiMERU
そんなことして、ひなたが喜ぶとでも？
ひなた(ゆうた)
HiMERU先輩
ひなた(ゆうた)
俺はひなただよ
ひなた(ゆうた)
仕事あるから行ってくるね！
HiMERU
まっ……！
燐音
メルメル、ゆうた大丈夫だと思うか？
HiMERU
どうでしょう……
ひなた(ゆうた)
これで良い
ひなた(ゆうた)
ひなたくんがいない間は俺がひなたくんになる
ひなた(ゆうた)
俺たちは双子アイドルだもん
ひなた(ゆうた)
やれば出来る
ひなた(ゆうた)
甘いもの苦手だけど……
ゆうた
(今日の仕事はなんだろう)
ゆうた
(しばらく2人の仕事はなくしたけど)
ゆうた
疲れたー！
ゆうた
なんでひなたくん甘いもの食べれるんだろう
ゆうた
(あの時からかな)
ゆうた
(父さんに見分けつかない、気持ち悪いって言われた時から)
ゆうた
(あの時、俺たちは同じものが好きだった)
ゆうた
(水色が好きで、辛いものが好き)
ゆうた
(全部全部、、同じ)
ゆうた
(ひなたくんは傷付いたんだ)
ゆうた
(だから、好きでもないピンクのヘッドホン、ヘアピンをして、甘いものを食べて……)
ゆうた
(寝よう)
夢のなか
葵父
お前たちは全く見分けがつかない
葵父
気持ち悪い
ゆうた
なんで！
ゆうた
親なら俺たちの見分けくらいつくじゃん！
葵父
全く同じなんて気持ち悪すぎて無理だ
ゆうた
待って……！
ゆうた
はぁはぁ……
ゆうた
(なんて夢見たんだろう)
ゆうた
(水飲もう……)
HiMERU
ゆうた
ゆうた
うわぁ！
ゆうた
HiMERU先輩……
HiMERU
顔色悪いですよ
ゆうた
あはは……
ゆうた
嫌な夢見まして
HiMERU
嫌な夢？
ゆうた
はい
ゆうた
俺たちの父親の夢を
HiMERU
差し支えなければよろしいですか？
ゆうた
聞いても面白くないですよ
HiMERU
HiMERUが気になるので
ゆうた
えっと……
HiMERU
そんなことが……
ゆうた
はい
ゆうた
俺も傷ついたけど
ゆうた
ひたなくんの方が傷ついたのかなって
HiMERU
それは……酷いですね……
ゆうた
俺はもう1度寝ますね
HiMERU
寝る前にホットミルクを入れましょう
HiMERU
よく寝れるように
ゆうた
ありがとうございます
HiMERU
(HiMERUには、ゆうたの方が傷ついてるように見えます)
HiMERU
(心の傷は治りづらいですからね)
電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
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