ぬし
ぬし
ぬし
ぬし
開けるとそこには
冬羽の小さい頃のアルバムや写真
思い出の品など、関係あるものばかり入っていた
見た瞬間、『自分の物だ』と気づいた途端
悪寒がした
白石 冬羽(シライシ トウハ)
窓なんて、開けたっけ……?
白石 冬羽(シライシ トウハ)
無理やり引き出すと
少し梱包されていたものがでてきた
開けると茶封筒とノートが入っていた
ノートになにか書いてあるかと思ったが
どうやら白紙。
でも、最初のページだけ破ったようなあとがあった
茶封筒は___
白石 冬羽(シライシ トウハ)
今も誰かに見られているようで
手の震えが止まらなかった
人間、好奇心には勝てない。
それが例え、自分の人生を左右しそうなものでも_
白石 冬羽(シライシ トウハ)
意を決して封筒を開けた
中には
白石 冬羽(シライシ トウハ)
なんだか最近作られたものではない気がした
ところどころ茶色く汚れており、読めるかどうかも怪しい印象だった
後ろを見ると、滲んだインクで書いてあった
『慧より』
白石 冬羽(シライシ トウハ)
読み方は分からないが、胸の奥でざわりとした 不安が残る
ゆっくり手紙の封を剥がし、中の紙を抜き取った
冬羽へ 君がいなくなってからずっと探していた でももうすぐきっと会える 約束、覚えてるよね? 慧__
読み終えた瞬間、背筋が冷たくなった
約束?そんなの、していただろうか
思い返そうしても霧がかかったように 思い出せない
その時、テーブルの上にあったスマホが鳴った
白石 冬羽(シライシ トウハ)
顔が青白くなり、手も震えていたが
スマホを手に取った
見覚えのない、知らない番号__
しかし、理由もなく胸が傷んだ
まるで
「待っていた誰か」がいるかのように
冬羽は
震える手でスマホの画面に触れた__
ぬし
ぬし
ぬし
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コメント
2件
ストーカー、、、、?怖、、、、

え"…こわぁ、慧くん…?けいって読むのかな…知らない番号…慧くん?え、家に監視カメラかなんか着いてるのかな…