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神谷一郎「かみやいちろう」

神谷六郎「かみやろくろう」

妖山美緒「ようざんみお」

???

神谷三郎「かみやさんろう」

神谷五郎「かみやごろう」

神谷六郎「かみやろくろう」

神谷四郎「かみやしろう」

神谷大智「かみやおおさと」

夢子

神谷一郎「かみやいちろう」

こんな森の中にあるの?

神谷六郎「かみやろくろう」

えぇ、

神谷六郎「かみやろくろう」

急ぎましょう、

神谷六郎「かみやろくろう」

いつ来るかわからないので

神谷一郎「かみやいちろう」

うん。

神谷六郎「かみやろくろう」

あぁ、あと

神谷六郎「かみやろくろう」

これ、付けてください

神谷一郎「かみやいちろう」

え?仮面?

神谷六郎「かみやろくろう」

この先はこの方がいいでしょう

神谷六郎「かみやろくろう」

こちらでは、仮面をつけていないと

神谷六郎「かみやろくろう」

一郎兄さんの美貌はダイヤ
よりも高価なものだから

神谷一郎「かみやいちろう」

ぇ、あ、うん。

森の中をひたすら 進んでいく

本当にあるのだろうか?

神谷六郎「かみやろくろう」

着きましたよ、

神谷六郎「かみやろくろう」

ここです。

神谷一郎「かみやいちろう」

え?建物らしきものは
無いけど…

ガガガガガガガ

神谷一郎「かみやいちろう」

?!

神谷一郎「かみやいちろう」

うっ、

神谷一郎「かみやいちろう」

!!!

神谷六郎「かみやろくろう」

ようこそ

神谷六郎「かみやろくろう」

“裏日本”へ

神谷一郎「かみやいちろう」

裏……日本……

神谷六郎「かみやろくろう」

表の日本人は基本
入れないような場所だよ

神谷六郎「かみやろくろう」

ここに僕だちは住んでいる

神谷一郎「かみやいちろう」

……はぁ……

神谷一郎「かみやいちろう」

もうここまで来たら
受け入れなければね、

神谷六郎「かみやろくろう」

さ、

神谷一郎「かみやいちろう」

うん

民A

おいアイツ……

民B

あの”実なし”だ

神谷一郎「かみやいちろう」

???

「実なしはくんな!」

「神谷様の名を持って いながら無力な実なし!」

「実なし!実なし!」

多くの罵声が飛び交う

彼は一体なぜこのような

「おーっと?」

神谷六郎「かみやろくろう」

っ!!!

神谷五郎「かみやごろう」

六郎じゃねぇか、

神谷六郎「かみやろくろう」

五郎兄さん……

神谷一郎「かみやいちろう」

これが、「運力」の…

民B

きゃぁー♡五郎様だわぁ♡

「素敵っ♡」

「カッコイイ♡」

「五郎様ー♡」

六郎の時とは違って

みんなが褒めたたえている

神谷五郎「かみやごろう」

んで、その隣の仮面マンは?

神谷六郎「かみやろくろう」

一郎兄さんだよ、

神谷五郎「かみやごろう」

一郎!?!?!?

神谷五郎「かみやごろう」

お前が一郎兄貴を
見つけられるわけがねぇだろ

神谷六郎「かみやろくろう」

本当だって、

神谷五郎「かみやごろう」

信じらんねぇな

神谷一郎「かみやいちろう」

あ、あの……

神谷五郎「かみやごろう」

あ?なんだよ、

神谷五郎「かみやごろう」

お前が一郎兄貴なわけねぇな、

神谷五郎「かみやごろう」

こんなビビりだし笑

神谷五郎「かみやごろう」

お前なんかが、
一郎兄貴を名乗るな。

凄まじい殺気、

本当に兄を慕っているのか

神谷六郎「かみやろくろう」

責任は僕がとるから、

神谷六郎「かみやろくろう」

父さんに見てもらいたい

神谷五郎「かみやごろう」

あ゛あ゛っ?

神谷五郎「かみやごろう」

こんなビビりに

神谷五郎「かみやごろう」

神谷家の敷居を踏ます
わけねぇだろ、

神谷五郎「かみやごろう」

お前、「実なし」のクセに、

「よかろう」

神谷五郎「かみやごろう」

!?

神谷六郎「かみやろくろう」

!!

神谷一郎「かみやいちろう」

?!

神谷大智「かみやおおさと」

我が神谷家に招き
入れてやろう

神谷大智「かみやおおさと」

そしてそなたが一郎で
あることを証明できたなら

神谷大智「かみやおおさと」

お前に褒美をやろう、

神谷大智「かみやおおさと」

だが、

神谷大智「かみやおおさと」

証明出来なければ

神谷大智「かみやおおさと」

文字通り責任をとってもらう

神谷大智「かみやおおさと」

よいな?

神谷五郎「かみやごろう」

……はい。

神谷六郎「かみやろくろう」

分かりました

神谷一郎「かみやいちろう」

…………

神谷大智「かみやおおさと」

ここが代々我らの家である

神谷大智「かみやおおさと」

神谷家だ。

神谷一郎「かみやいちろう」

ここが……

和室感のある家だ、

神谷六郎「かみやろくろう」

ありがとうございます、

神谷大智「かみやおおさと」

構わん

神谷五郎「かみやごろう」

こんな仮面野郎を神谷家に
入れるなど…

神谷大智「かみやおおさと」

私が招いたのだ

神谷大智「かみやおおさと」

問題なかろう?

神谷五郎「かみやごろう」

……はい。お父様

神谷大智「かみやおおさと」

こうや、皆をここへ

こうや

はい。主人様

神谷六郎「かみやろくろう」

今から神谷家の
二郎、三郎、四郎兄さんが
来るよ

神谷一郎「かみやいちろう」

………………

来るのか、 強力と頭脳と精神 が長けているものが…!

「お呼びですか、お父様」

「参りました」

「なんで俺も……」

それぞれ3人の声がする

そしてその麩を開ける

神谷三郎「かみやさんろう」

お父様

神谷四郎「かみやしろう」

参りました

神谷二郎「かみやにろう」

なんすか、お父様

神谷一郎「かみやいちろう」

これが、僕の…

神谷三郎「かみやさんろう」

ん?

神谷三郎「かみやさんろう」

なんですか、この仮面の少年は

神谷大智「かみやおおさと」

一郎だよ、

神谷三郎「かみやさんろう」

なっ!一郎兄さんだとっ!?

神谷四郎「かみやしろう」

ありえない…

神谷二郎「かみやにろう」

一郎なんているわけないだろ笑

神谷二郎「かみやにろう」

しかもコイツひょろひょろだぜ?

神谷三郎「かみやさんろう」

お前がムキムキすぎなんですよ

神谷四郎「かみやしろう」

まぁ、しかし、鍛えている
気はしないな、

神谷二郎「かみやにろう」

お父様、コイツは一郎じゃねぇよ

神谷五郎「かみやごろう」

俺もですっお父様!

神谷大智「かみやおおさと」

静かにせんか、

神谷大智「かみやおおさと」

では、仮面の少年

神谷大智「かみやおおさと」

仮面を取ってくれ

神谷一郎「かみやいちろう」

………………

神谷六郎「かみやろくろう」

一郎兄さん。取ってくれ、

スッ……

神谷三郎「かみやさんろう」

なっ、

神谷五郎「かみやごろう」

嘘だろ…

神谷四郎「かみやしろう」

こやつがっ、

神谷二郎「かみやにろう」

なにっ

神谷大智「かみやおおさと」

ほう……

神谷大智「かみやおおさと」

なかなかの美顔だな

神谷二郎「かみやにろう」

……っ俺は信じねぇぞっ!

神谷大智「かみやおおさと」

この顔を見てもか?

神谷二郎「かみやにろう」

はいっ!一郎なら術が
使えるはずですっ!

神谷大智「かみやおおさと」

なるほど……

神谷大智「かみやおおさと」

では少年、

神谷大智「かみやおおさと」

私に「見て欲しい」と
願ってみよ

神谷一郎「かみやいちろう」

「見て欲しい」……?

見て欲しい…僕を見るんだ

そして六郎は立派な 神谷家だと証明させよう。

見ろ……この俺を…!

スゥゥ……

神谷六郎「かみやろくろう」

こ、これはっ!

神谷大智「かみやおおさと」

ほう…甘い匂いを纏っている

スゥ……

神谷三郎「かみやさんろう」

お父様に何をっ!

神谷大智「かみやおおさと」

「待った」だ、少年よ

神谷一郎「かみやいちろう」

っっ!

神谷一郎「かみやいちろう」

すみません勝手に…

神谷五郎「かみやごろう」

(危なかった…コイツ、
今お父様の首を刺そうと…っ!)

神谷大智「かみやおおさと」

では君、名前は?

神谷一郎「かみやいちろう」

……神谷一郎

神谷三郎「かみやさんろう」

っ!

神谷五郎「かみやごろう」

っ!

神谷四郎「かみやしろう」

っ!

神谷大智「かみやおおさと」

なるほど…一郎。

神谷大智「かみやおおさと」

さぁ、君は我が神谷家の

神谷大智「かみやおおさと」

長男神谷一郎だ

神谷六郎「かみやろくろう」

……っ!!!

神谷六郎「かみやろくろう」

やりましたねっ!
一郎兄さんっ!

神谷一郎「かみやいちろう」

あ、うん。

神谷二郎「かみやにろう」

…………っち……

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