虚しさが鳴り 不満が降り 憎しみが積もる
クリスマスなんて嫌いだ。 今年も1人なのだから。
どうせ サンタクロースなんてものは友人や恋人は与えてくれない。 はずだ。
僕
はぁ。
わざわざ明日のバイト断ったのに。
結局1人か。
わざわざ明日のバイト断ったのに。
結局1人か。
ミスターチルドレンの花火が 部屋中に響き渡る。 僕の着信音だ。
僕
(ちぇ。だれだよ)
はい。○○ですけど
はい。○○ですけど
あの〜 明日って暇ですか? バイト先の後輩の女の子の声がする。 暇です。 もちろん即答する。
鐘が鳴り 雪が降り そして積もる。 クリスマスの奇跡もそう悪くない。
テンションの 高い僕をまるで嘲笑うかのように 彼女の声が部屋に響く
明日のバイト変わっ...