汐凪
時間稼ぎくらいはできる…!
偽夏油(羂索)
猿と遊ぶのは好きじゃない…
偽夏油(羂索)
さっさと片付けるとするか
ザクッ
汐凪
(右腕から血が流れ
汐凪
っ…!
汐凪
さすがね 強いと思う
汐凪
まぁ想定内の強さだけど
汐凪
薙刀折られたら困る…
汐凪
ま 使わないわけにもいかないしね
ビュオ゙ッッ
ガッッ!!
偽夏油(羂索)
(足から血が吹き出し
偽夏油(羂索)
私は呪霊じゃないんだ
偽夏油(羂索)
傷は治らないんだよ
偽夏油(羂索)
猿ごときが私に傷を付けるな
汐凪
ていうか
汐凪
猿ごときにやられてるのね
偽夏油(羂索)
猿相手に本気を出す必要も無いだろう?
汐凪
でも本気出さなきゃ猿に殺されるわよ?
偽夏油(羂索)
ま それもそうか
偽夏油(羂索)
認めるよ 君は強い猿だね
汐凪
猿なのは変わらないのね
ヒュッ
偽夏油(羂索)
(呪力がないから気配が探れない…)
汐凪
(刀を見せる
偽夏油(羂索)
(刀…!?)
偽夏油(羂索)
(どこから…!?)
ザシュッ
汐凪
誰だったかしら
汐凪
敵が目の前に居るのに上の空はどうかと思うって言ったの
偽夏油(羂索)
チッ
汐凪
(でも…)
汐凪
(そろそろ本気出さないとこっちがやばいわね…)
偽夏油(羂索)
おい猿
汐凪
?
偽夏油(羂索)
名前は?
汐凪
宮内…汐凪
偽夏油(羂索)
汐凪か
偽夏油(羂索)
汐凪
猿にしては楽しめたよ
猿にしては楽しめたよ
偽夏油(羂索)
これで終わりにしてやる
ヒュガガッッッ
汐凪
!?
偽夏油(羂索)
やっぱり猿は猿だね
偽夏油(羂索)
もう動けないだろ?笑
偽夏油(羂索)
てかもう死んだ?
(微笑みながら
(微笑みながら
今の夏油(偽)の攻撃により 汐凪は 両足骨折 頭部に大きな傷を負った
汐凪
(頭…回んない…)
汐凪
(とりあえず…立とう……)
汐凪
(ググッと立ち上がり
偽夏油(羂索)
お まだ生きてたね
偽夏油(羂索)
噂には聞いてたけど
偽夏油(羂索)
君があの禪院甚爾以上のフィジカルの持ち主か
汐凪
知ら…ないけど……
汐凪
(よろっ
バタッ
偽夏油(羂索)
でもま 終わりか
悟
僕の大事な生徒に何やってんの?
偽夏油(羂索)
悟〜!
悟
お前 誰?
偽夏油(羂索)
夏油傑 君の親友だよ
忘れちゃった?
忘れちゃった?
偽夏油(羂索)
寂しいなあ
悟
お前は傑じゃねぇよ
悟
六眼に映る情報はお前を夏油傑だと言っている
悟
でも俺の魂がそれを否定してんだよ
悟
お前は傑じゃねぇ
偽夏油(羂索)
へぇ
偽夏油(羂索)
どこまでも六眼頼りってわけでもないわけか
偽夏油(羂索)
なんでわかんだよ
偽夏油(羂索)
気持ちわりぃ
悟
はっ
悟
やっぱりな
偽夏油(羂索)
でも この身体は夏油傑の物だよ
偽夏油(羂索)
お前が家入硝子に遺体の処理させなかったおかげで簡単に手に入った
悟
な…
偽夏油(羂索)
さぁ 始めようか
悟
……
偽夏油(羂索)
この身体じゃ戦えないか?笑
悟
(傑は死んだんだ あれも元々なくなるはずだった傑の遺体だ)
悟
よし やろうか
悟
親友の遺体傷付けんのは心が痛むんだからなー
悟
戦ってやるだけでも感謝しろよー
悟
(とりまいつものテンションで居よう)