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コメント
1件
うわあ……もう、胸がぎゅっとなるエピソードでしたね。雨の車内の沈黙、圭吾くんの震える手、“最後に抱きしめてもいいか”の一言が、本当にお互いの覚悟と優しさでいっぱいで。それから蒼真くんが待っていてくれて「おかえり」って言った瞬間の、柚くんの“張り詰めていたものがほどけた”感じ、すごく伝わってきました。最後の首の痕、これからの展開が気になりますね……。素敵な読了感でした🌷
雨が降り、びしょ濡れになった俺たちは
圭吾が乗ってきた車に乗った。
山本 柚希
吉岡 圭吾
ワイパーだけが一定のリズムで音を立てる。
車内に流れるのは雨音だけ。
圭吾も何も話そうとはしなかった。
山本 柚希
吉岡 圭吾
山本 柚希
吉岡 圭吾
山本 柚希
沈黙を破った圭吾は、俺を見つめる。
吉岡 圭吾
吉岡 圭吾
山本 柚希
吉岡 圭吾
吉岡 圭吾
吉岡 圭吾
山本 柚希
吉岡 圭吾
吉岡 圭吾
山本 柚希
雨の音が強まる。
吉岡 圭吾
山本 柚希
圭吾の方へ顔を向けられず、
窓の外を見た。
吉岡 圭吾
吉岡 圭吾
山本 柚希
吉岡 圭吾
吉岡 圭吾
山本 柚希
山本 柚希
吉岡 圭吾
窓を見ていた俺は、
ゆっくりと圭吾の方へ向いた。
山本 柚希
吉岡 圭吾
吉岡 圭吾
吉岡 圭吾
圭吾はハンドルをギュッと握り締める。
山本 柚希
吉岡 圭吾
圭吾は何も言わなかった。
ただ、ハンドルを握る手だけが震えていた。
山本 柚希
車内に流れるのは、雨音だけ。
二人とも、それ以上言葉を続けられなかった。
山本 柚希
山本 柚希
吉岡 圭吾
圭吾は小さく頷き、車を走らせた。
圭吾は俺の家の近くの駐車場へ車を停めた。
山本 柚希
吉岡 圭吾
俺はシートベルトを外した。
山本 柚希
吉岡 圭吾
圭吾はギュッとハンドルを握り締めながら
俯いていた。
山本 柚希
吉岡 圭吾
吉岡 圭吾
吉岡 圭吾
山本 柚希
圭吾はシートベルトを外し、
俺をギュッと力強く抱き締めた。
その腕は震えていた。
山本 柚希
吉岡 圭吾
圭吾は俺の首筋に顔を埋めた。
山本 柚希
俺はそんな圭吾の頭に手を置いて
優しく撫でた。
圭吾は少しだけ目を細めた。
その表情は、どこか安心したようで。
だけど、とても寂しそうだった。
吉岡 圭吾
山本 柚希
お互いに何も喋ることはなかった。
暫く抱き締められていた腕が
少しずつおろされていく。
吉岡 圭吾
吉岡 圭吾
山本 柚希
山本 柚希
山本 柚希
俺たちは少しだけ見合うと
小さく笑い合った。
山本 柚希
吉岡 圭吾
俺はポケットから出したスマホと鍵を
静かに座席へ置いた。
そして、車から出て行くと
一度も振り返ることなく家へと帰って行った。
ガチャっーーー
家の扉を開けて、俺は靴を脱いだ。
顔を上げればそこには蒼真が立って待っていた。
山本 柚希
山口 蒼真
山本 柚希
山口 蒼真
その一言を聞いただけで、 張り詰めていたものが少しだけほどけた。
山本 柚希
山口 蒼真
山本 柚希
蒼真は手を広げ俺を迎えてくれた。
俺はその胸に飛び込んだ。
山口 蒼真
山本 柚希
蒼真はそっと俺の肩を離した。
山口 蒼真
その瞬間、蒼真は何故か固まった。
山本 柚希
俺は不思議に思い首を傾げた。
山口 蒼真
山本 柚希
蒼真の表情から笑みが消えた。
山口 蒼真
山口 蒼真
山口 蒼真
山本 柚希
山本 柚希
山口 蒼真
山口 蒼真
山本 柚希
俺は首筋に手で触れた。
山本 柚希
触れた指先には、小さな痕が残っていたーー
【覚悟 ー後編ー】 ー終ー
ルルちゃ
360
#オリジナル
芽花林檎
29
#オリジナル小説
ちょこぬ
28
29炒め