陰キャな私はイケメン二人に愛されます

陰キャな私はイケメン二人に愛されます

ｶﾞﾗｶﾞﾗｶﾞﾗ

ｷｬﾊﾊﾊﾊ!

私は普通の高校一年生、柴木まぁ。

あの人達はクラスの一軍女子、城里 美緒と金村 亜香里だ。

男子からも女子からも人気ないわゆる、陽キャだ。

私は陰キャだけど

クラスの空気が変わった。

先生もクラスも驚いている

そりゃそうか、こんな陰キャの隣なんて座る人いないもんね

今度は私が驚きを隠せなかった。

大好き？いやいやいや、きっと聞き間違えだ

女子からの恨みの視線が半端無い。

私、これからどうなるんだろ

もしかして、この息を殺して陰キャとして過ごす生活から抜け出せるのかもしれない。

....いや、そんなことはないか

私はそこで膨らんだ淡い期待をすぐ打ち消した

もう"あの時"のようになるのは勘弁だ

と思いながら、私は授業開始のベルとともにペンを握った

ふと横を見ると、綺麗な彼女の横顔が見えた

でも、あの時のような笑顔は浮かべていない

ねぇ、と心の中で彼女に問いかける

どうして君は、そんなになっちゃったの？

お願いだから、また一緒にいたい。

あの時のようなキラキラした笑顔を、また見せてよ....