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テラーノベル(Teller Novel)

数ヶ月後、 肌寒くなって来た季節。

あの後、 京介は無事退院して 厳しいリハビリに挑んだ。

治療期間に弱ってしまった足腰 使わなくなった声

全てを取り戻すには 治療期間以上の時間が必要だった

でもね、 京介は強いから 想像よりも早く 取り戻していくことができた

いち早く声を取り戻したかったから。 歌うことは禁止。

難なく話すことを目標に がんばってたんだ

🚪ピンポーン

京介

はあい

柾哉

京介大丈夫?

柾哉

準備できた?

京介

うん、
このファスナーだけ、閉めてほしい

柾哉

おっけっまかせろっ

徐々にINIとしての活動に参加し始めた

出発の時にはメンバーがこうやって いつも迎えに来てくれる

柾哉

体調はどう??

京介

今日は万全だな!気分もいいし!

柾哉

よかった!!!

柾哉

じゃあ、いくか!

京介

うん!いこう

会議中

マネージャー

京介、最近リハビリして、病気の先生になんか言われた??

京介

声がほとんど戻ったから、歌の許可出ました

マネージャー

本当?

京介

はい

京介

俺、多分歌えると思います

京介

なんか、違和感もないし、声も出しづらくないし!

理人

まじすか!きょうちゃんめちゃ嬉しいねそれ

京介

うん、なんか俺そろそろ活動復帰行ける気がする

京介

みんなの支えもあって、自分でできることも増えて。

京介

歩くこととかはもう支障ないんで、そろそろダンスしてみようかなと思ってます。

京介

皆、改めて本当にありがとうございます

洸人

なら良かった

洸人

でも無理だけは禁物ね?

京介

はい調子乗らないよう気をつけます♪

マネージャー

じゃあ、徐々に復帰という方向性で社長に伝えとくね

京介

はい、お願いします

この時

京介は過信してたのかな 自分に期待しすぎちゃったのかな

過去最大のネガティブが訪れることをまだ知らない。

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