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ようやく電車に乗りだしたら 、
人がいつものように混んでいた
、
そのなかひとつ日が当たっていた席を見つけた
… 取られる前に座らなければ … 、
俺は急いで席に駆けついた
…
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勝ち取った席はとても心地がいい
、
俺は鞄からお気に入りのしおりが挟んである 、
本を手に取った
… これ 、最後主人公が ー …
…
たまたま学校の図書室のところで
、
ひとつ上の女子たちが この本のことを話していた
『 最後 、主人公 ヒロインを助けようとして 死んじゃうんだよね 。 』
って
…
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この本のか結末を楽しみにしていた俺は 、
ショックのあまり本を席に置いた
そう 、本をおいたと同時に
電車のドアが徐々に閉まっていく
…
と、思った瞬間
という大声と同時に 、閉めようとしていた
ドアはゆっくり開いて
、
一人の学生が入ってきた
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俺はそう呟いた
。
一人の学生は 、松葉杖を持っていて
、
右足が包帯でぐるぐる巻きだった
… ほんとに足でも 、怪我しているのか ?
と 、疑問になるぐらい全速力で乗り遅れてきた
あの人は 、近くにある手すりに手を掛けて
一息ついた
汗だくで 、
胸を撫で下ろした
座るところがないのか 、
きょろきょろしながら学生は電車の中を
うろついている
座っている人々は 、
学校か仕事だから見て見ぬふりをしている
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俺も見て見ぬふりして 、
鞄からスマホを出した
…べつに、みたい動画があるわけではなく 、
なんとなくスマホを見た
スマホを弄っている隙に 、
再び電車のドアが開いた 。
…
乗っていた人たちはこの駅が学校や仕事場に近いからか 、
ぞろぞろとでていった
…俺は田舎の方だから
、
まだ乗っている
学生は席が空いたからか 、
嬉しそうに席に近寄って
、
満足したように座った
… なんだか可愛らしい
。
…
次は ~~ … ○○ 駅 、
○○駅でございます
ご乗車の方は ~~ …
再び聞きなれた駅名とアナウンスが流れて
、
俺は急いで席をたった
。
俺はここの駅で降りる 。
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俺は 、カバンを持って
不安定な電車から改札まで走って向かった
、
コメント
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重要 人物 感 半端 無い けど,彼 の 方 は 誰 で しょう,,? ! 続き 楽しみ です っ ! !