みこと
焦りから、何も言えずに唇が震える。 姉を見つめるしかできない。
笑
姉は急に俺から視線を外してちがう方を向く。
みこと
俺はうまく話せない。だから
と、自己嫌悪に陥り下を向く。
笑
みこと
どうやら、ベンチを探してくれていたみたいだった。
俺はうなずいて立ち上がると、ベンチに座った。
笑
オレンジジュースを渡される。 そこで俺は、喉が乾いていることに気づいて食いぎみに口をつける。
笑
みこと
はやく…、はやく…言わなきゃ、また………
みこと
息が勝手に荒くなる。
笑
みこと
それでも言えない自分が情けない。
笑
みこと
イタズラっぽく笑って、姉は空を見上げた。
笑
笑
笑
言い終わると俺を見て、愛想笑いのように笑う。
笑
笑
笑
俺は姉にうなずいて、下を向く。
みこと
コメント
2件
作品面白いですね。続き楽しみにしてます♪フォロー失礼します☺️