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部活時間ヤバイ!!!!と思って書きすすめたらすんごい中途半端なぶつ切りに、、発想力乏しすぎて同じ様な投稿になる可能性大ですな、、:( ´ᾥ` )::( ´ᾥ` ):
え、めっちゃ続きが見たい(・Д・) どうなるんだろう(`・ω・´)
─数日後─
あれから中也は一方的に太宰を 避けるようになり
二人の間では 会話が無くなった。
顔を合わせる度怒鳴り合い、
飽きもせず喧嘩ばかりしていた二人が急に大人しくなったからか
ここ数日のポートマフィアは やけに静まり返っている。
中也
一人書類整理をする中也は どうにも集中出来ないでいた。
頭を巡るのは、数日前自分が 太宰に伝えようとした言葉だ。
“好……き、だ”
中也
思い出す度 無意識に顔が熱くなる。
中也
否定したかった。
認めたくなかった。
…………知りたくなかった。
そう思っても自分が太宰に 伝えようとした言葉は
もう無視出来ない程に 胸の中で広がり続けている。
真実しか口に出来ない。
もし、偽りでも太宰の事を 嫌えたら……
少しでも…、否定出来たら……
中也
ガチャッ─
太宰
中也
ノックもせずに開いたドアから 見慣れた包帯を巻き
黒い外套を羽織った男が 現れた。
中也
驚き、怯える様な中也の表情とは 対象的に
太宰の顔には嘘くさい笑顔が 浮かんでいる。
中也
勘の鋭い太宰に全て 見透かされそうな気がして
反射的に俯いてしまう。
二人の間に流れた沈黙を 破ったのは、太宰だ。
太宰
太宰
中也
その言葉に思わず顔を上げると
相変わらず感情の読み取れない 顔をした太宰が
中也を真っ直ぐに見つめていた。
太宰
太宰
太宰
中也
異能が解除されれば、もう太宰に 思いを伝える事も無いだろう。
異能のせいで気付いてしまった この無意味な感情に蓋をして
見てみぬふりをすれば 全ては元通りだ。
太宰に想いを知られてしまえば きっと元の関係ではいられない。
軽蔑されるか…、拒絶されるか…、
自分の気持ちを、太宰が 受け入れてくれる筈が無い。
そんな事、分かりきっていた。
中也
書類整理に中々身が入らず
やっと仕事を終えた時には 辺りがもう暗くなっていた。
気分が落ち込んでいるからか 鉛のように思い体を引きずり
ドアを開ける。
ガチャ─
外套と帽子をソファに掛け 静まり返った廊下を進む。
明日になれば全て終わる。
もうそれまで 何も考えずにいたいと
寝室の扉を開けた。
中也
室内には似合わない風が髪をなびかせた違和感に顔を上げると
大きく開かれたベランダの窓から 差し込む月明かりに
見知った人影が映っていた。
中也
状況が飲み込めない。
だが、ゆっくりとベランダの柵に 脚をかけ立ち上がった人間が
次にどうするかくらい 嫌と言う程想像がついた。
中也