三ツ谷が誘拐されちゃった！？

目を開けるとそこには…

トラックがぶつかってきたからか

車の助っ席の所と運転席の所が潰れていた

まだ小学生だった俺は何が起きたのか分からなかった、

分かったのはトラックが車に乗り上げていたこと

お母さんは俺を庇って意識がない状態だと言うことだ、

車の外を見ると

救急車が止まっていて隊員がこっちに向かってきているようだった

あの時の俺は混乱していてお父さんは大丈夫だろうか、 自分の怪我など気にしていなかった、

救急車で病院まで運ばれるとお母さんとお父さんは手術室に入っていった、

俺は軽い怪我だけで済んだ、

医師に手当てをしてもらって待合室でお母さんとお父さんが手術室から出てくるのを待った

数時間後

医師が出てきて俺の所に来た

医師は悲しい顔をして俺に分かりやすく言った

『ごめんね、君のお父さんとお母さんの事なんだけど、私達もしっかり頑張ったけど、お父さんとお母さんは死んでしまったんだ、私達の力が足りなかったからこんなことに、本当に申し訳ない、』

と医師は言った

俺は何を言っているのか分からなかった、

お父さんとお母さんが死ぬ訳ないと思っていた

それからしばらく経った後俺は親戚の家で暮らすことになった

その時はお父さんとお母さんが亡くなったショックで立ち直れずに居た

ずっと部屋に引きこもって居た

今でも思う、

お母さんは何でこんな俺を庇ってくれたのか、 そんな事を今でも思っている

でも、お父さんとお母さんには感謝している

小学5年生まで育ててくれた事、 俺と5年生の頃まで沢山遊んでくれた事 お母さん、俺を庇ってくれてありがとう

これからも見守っててね、

三途が過去を話し終わった頃には皆はシーンと一生懸命聞いていた

一方エマ達は

三ツ谷が居なくなって2週間が経とうとしていた

楽しくおままごとをして居た

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