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専属神篇第三幕〜東京異変〜WCBT開幕〜

第4話 - 秘密主義の正体

2025年06月10日

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#(パトパトチャンネル)地球防衛軍

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うそ。

7月15日 WCBT第1回戦ジョルジュVSソフィア　前

リオ

そう、それで今回はどこまで本気で戦うの？

ファルドラ・ニートロフ

(先客か？)

フィルア・ブラーノ

(ん、)

ファルドラ・ニートロフ

(うお？！リオじゃん！有名人！)

ファルドラ・ニートロフ

(後でサイン貰お！そっか！ジョルジュ知り合いだったのか！うらやまけしからん！)

フィルア・ブラーノ

(リオ・カムニバル…まさかこんな有名人が…)

フィルア・ブラーノ

(そういえば今年は出るとか聞いたなぁ〜)

リオがジョルジュに壁ドンを仕掛ける

ファルドラ・ニートロフ

(あひょ！まさかの壁ドン！まさかそういう関係？！)

フィルア・ブラーノ

(ふぇぇ！？壁ドン！？ジョルジュ副隊長…まさかそういう…！)

ファルドラ・ニートロフ

(やんやん、色恋の話なんて聞いてちゃ馬に蹴られるってもんですたい)

フィルア・ブラーノ

(ひゃ〜〜、2人とも距離ちっかぁ〜〜…)

リオ

アレを使え、相手の情報が欲しい

ファルドラ・ニートロフ

(んん？)

リオ

あいつはお前が思ってる以上に危険だ、本当なら殺しておきたい

ジョルジュ(リロ)

物騒な話だ、健闘はする、だが期待しないでください

ファルドラ・ニートロフ

(なんだ？穏やかな話じゃないな)

ファルドラ・ニートロフ

(おっと、リオがこっちに来るな…僕は普段から虚構で気配を消しているからな、変に避けたら怪しまれる、)

ファルドラ・ニートロフ

(普通にすれ違った方がいいな)

ファルドラ・ニートロフ

(…だが、フィルアは普段からまったく気配を出さない、僕でさえ分からなくなることがよくあるほどだ)

ファルドラ・ニートロフ

(多分、今もリオとジョルジュに気づかれていない…なら保険をかけて)

ファルドラ・ニートロフ

(【虚構】あれ？いつの間にここに？)

ファルドラは虚構を使い、フィルアを別の適当な場所へ飛ばした

フィルアはオーラ技術が相当高く、完全に気配を消すことが可能だから保険としての行動だった

ファルドラ・ニートロフ

(よし、僕は普通にすれ違うか)

ファルドラ・ニートロフ

どうも

リオ

貴方も頑張ってね

ファルドラ・ニートロフ

リオか、わざわざ部下思いなことだ

ジョルジュ(リロ)

次はファルドラ隊長か、何の用です？

ファルドラ・ニートロフ

んん？ないけど？

ファルドラ・ニートロフ

僕はスタンバイに来ただけ。
後でフィルアもここに来るよ

ファルドラ・ニートロフ

それより、早くジョルジュも準備しな

ジョルジュ(リロ)

そうですね、失礼します

ジョルジュが控え室を出る

ファルドラ・ニートロフ

(…あの二人…怪しいな)

ファルドラ・ニートロフ

(何がとかじゃないけど、話が物騒すぎる)

ファルドラ・ニートロフ

(もし僕の勘が当たっているなら、ジョルジュはこの試合、異様な行動を取るかもしれない)

フィルア・ブラーノ

失礼します。…ってあれ？

ファルドラ・ニートロフ

お、戻ってきた

フィルア・ブラーノ

ファルくんだけ？ジョルジュ副隊長は？

ファルドラ・ニートロフ

試合の準備をしに出ていったよ〜

フィルア・ブラーノ

そっか、…で

ファルドラ・ニートロフ

その顔、なんで僕が虚構で飛ばしたか大体分かってそうな顔だね

フィルア・ブラーノ

…あの二人の話は物騒すぎた、この試合、何が起きるかもね

ファルドラ・ニートロフ

うん、僕もそう読んでるよ

ファルドラ・ニートロフ

(フィルアの奴、【防衛支配】でこの空間の情報漏れを防いでるな、抜かりない…)

フィルア・ブラーノ

ふう、とりあえずファルくんは試合まで寝てなよ、特別に肩、貸してあげる

ファルドラ・ニートロフ

いえーい、さっすが僕の彼女！女神！

ジョルジュがリオに壁ドンをする

リオ

あらあら、お熱い対応、誰かに見られながらだと駄目だったのかしらね？

ジョルジュ(リロ)

はぐらかすな、ファルドラはさっきの話を聞いていた

ジョルジュ(リロ)

どうするんだ？お前、杭打たなかっただろ

リオ

打つ必要ないからよ、別にさっきの話は色んな方向に捉えられる

リオ

警戒心が強いのは良い事だけど度が過ぎると自分からバラす行為になるわよ

ジョルジュ(リロ)

…

リオ

そうだな、今日1日、私がジョルジュの後を追いかけてきたら打ちましょう

リオ

正義側の戦力を削ぐのは私的にも嫌なんだけど

リオ

これでバレたら私の行動で犯したミスだもの、

リオ

しっかり尻拭いはしておかないと

ジョルジュ(リロ)

これでこっちまで足を引っ張られたら溜まったものじゃない、

ジョルジュ(リロ)

私の主は貴方ではない事を重々お忘れなきよう

リオ

はいはい、代理ね

リオ

さっさと戻りなさい、余計怪しまれるわよ

再度ジョルジュが控え室に戻る。そこにはフィルアが居て、ファルドラはフィルアの横で寝ていた。

フィルア・ブラーノ

ジョルジュ副隊長、ごめんなさいね、お邪魔していて

フィルア・ブラーノ

どうしてもって聞かなくてね

ジョルジュ(リロ)

構いませんよ、フィルア補隊長。先程ファルドラ隊長から聞きましたし

ジョルジュ(リロ)

(ファルドラは…寝ているのか、確か悪信教絡みで任務を受けているはずだったな)

ジョルジュ(リロ)

(仕方ない、試合終わりに協力して悪信教絡みの話だったと思わせておくか)

ジョルジュ(リロ)

(まったくフォローが面倒臭い)

フィルア・ブラーノ

ジョルジュ副隊長も試合頑張ってね

ジョルジュ(リロ)

はい

ジョルジュが控え室を後にする

ファルドラ・ニートロフ

(行ったか、にしてもフィルアの肩は落ち着くなぁ、思わず寝ちゃうところだった)

ファルドラ・ニートロフ

(さてと、虚構支配で【透視する世界】を使うか)

ファルドラ・ニートロフ

(物体を抜けての透視は無理だけど、あいつの能力とか煙とかなら容易だろ)

フィルア・ブラーノ

(さて、どうせファルくんは寝てないしジョルジュ副隊長の能力を観察するんだろうなぁ〜)

フィルア・ブラーノ

(私も見させてもらうよ、ファルくん)

フィルア・ブラーノ

(【代償支配】視界共有オーラ負担)

対象者の視界(能力の恩恵含め)を自分も見ることが出来る。その代償として相手のオーラ消費を自分が負担する。

そして、ジョルジュの試合を見ていた2人は異変に気づくことが出来た

ファルドラ・ニートロフ

(なんだ…あの力は…ジョルジュから異様な…)

ファルドラ・ニートロフ

(それに…あの赤い眼…ってやべ、ジョルジュこっち来るじゃん、寝たフリ寝たフリ)

道を開けてください！救護班です！

ジョルジュ(リロ)

大丈夫だ！ほっといてくれ！

フィルア・ブラーノ

…ジョルジュ副隊長？ちょっと大丈夫？無理はしないでね

ジョルジュ(リロ)

フィルア、お前とのお喋りをする暇はない！

ジョルジュ(リロ)

あのふざけたクソアマに1発言っておかないと気が済まない！！

フィルア・ブラーノ

(うげ、すっごいお怒り、でも確定だね)

ファルドラ・ニートロフ

(あの野郎…僕の彼女に怒鳴りやがって)

ファルドラ・ニートロフ

(でも何か隠していたのは明白だな、)

ファルドラ・ニートロフ

(赤い眼、ジョルジュが隠していた秘密って訳か)

ファルドラ・ニートロフ

(あいつが感情的になっていることなんて滅多にない)

ファルドラ・ニートロフ

(もしかしたらいい情報が聞けるかもな)

ファルドラ・ニートロフ

よいしょ、ちょっとトイレ行ってくるよ

フィルア・ブラーノ

それ、名探偵コナン並に信憑性ない。

フィルア・ブラーノ

まあいいや、行ってらっしゃいな

僕は控え室を出るなり気配を消してジョルジュとリオを見に行った

ジョルジュ(リロ)

ふざけんなよ、リオ、あんな化け物相手に力を使わせやがって！！

フィロン

(へぇ、壁ドン返しか、というよりやっぱり何か企んでいたか)

正直、好奇心で2人の話を聞かなければよかったと

こんな身近に地獄の門があるなんて想像もできなかった。

ここからは虚構、相手に偽りの物語を見せる話

ジョルジュ(リロ)

それどころか【劣化の力】も使った！全部無意味だった！

ジョルジュ(リロ)

もう少し感情的になっていたら悪師権や堕解、本来の力まで使っていたぞ！！

ファルドラ・ニートロフ

(マジか、ジョルジュ、お前、悪師権って言ったか？スパイだったのかよ)

ジョルジュ(リロ)

俺はもう当分お前の命令は受けない！

ジョルジュ(リロ)

俺の積み重ねた物が壊されるからな！

ファルドラ・ニートロフ

(だが何故ジョルジュが？あいつは誰よりも先に事件を知らせてくれた、それなのに…)

ジョルジュがその場を後にする

リオ

……

リオ

悪信教怠惰大司教リロ・ヴァニタス、お前程のやつにそこまで言わせるか

リオ

ソフィア・ターフェアイト

リオ

これはもう少し情報を集めなければ

リオ

(リロ、感情的になっているせいで後をつけられてる事に全く気づいていない)

リオ

(もうファルドラは黒、タイミングを見てさっさと消しましょう、今日中に)

リオ

(さぁ、ソフィアは餌だ、そのまま調べろ、先回りしておくから)

ファルドラ・ニートロフ

(…あからさまだな、声に出してまぁ)

ファルドラ・ニートロフ

(なら僕はちょっと小細工をさせてもらうぞ)

控え室

フィルア・ブラーノ

あ、お帰り、遅かったね

ファルドラ・ニートロフ

うん、ちょっと混んでてね〜

ファルドラ・ニートロフ

(確証が欲しいな、最低でも今回の君主と関係はあるのか)

ファルドラ・ニートロフ

(ないにしてもリオの立ち位置はどこなのか？ジョルジュの事はもう分かったからな)

ファルドラ・ニートロフ

(もしリオが敵なら最悪だ、曖昧な情報だと誰もリオを悪だと信じてくれない)

ファルドラ・ニートロフ

(それほど表でのリオの信頼度は高すぎる)

ファルドラ・ニートロフ

(ネットにリークしても無意味…)

ファルドラ・ニートロフ

！

ファルドラ・ニートロフ

(会場の監視カメラ！そこをハッキーーーングすればデータ掴めるじゃん！僕天才じゃん！)

ファルドラ・ニートロフ

(流石にフィロンにお願いする物じゃないな、別件だし、僕が1人で調べてみるか、リオの試合の合間とかな)

シェイン

オラオラ〜！入った入った！特に青いの！早く入らんかー！！

シェイン

1回戦第8試合が待ってんぞ〜！！！

ファルドラ・ニートロフ

嘘をつく為の真実を僕が最初に見つけてやるよ

フィルア・ブラーノ

ファルくん、頑張ってね

ファルドラ・ニートロフ

そりゃあね〜！可愛い彼女に言われちゃ気合いが入るってもんですわ〜〜！

ファルドラが入場

フィルア・ブラーノ

(…ファルくんはジョルジュ副隊長とリオの情報を掴んでしまった…)

フィルア・ブラーノ

(代償支配を駆使してファルくんが聞いた情報、私にも筒抜けだったけど…)

フィルア・ブラーノ

(代償支配は対象者になる以外で認知する事はほぼ不可能、というか能力認知の加護が私には着いている)

フィルア・ブラーノ

わざとその加護を弱くしない限り認知はできない、ファルくんも私が聞いてるなんて気づいてない

フィルア・ブラーノ

…リオがどう動くか、少しファルくんが心配かな

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