L
ギュ … と力強く拳を握りしめる
この後30分もしないうちにライブが始まる
既に円陣はしたし 、 リスナーの皆も席につきはじめている
緊張で手が震える
L
大きく深呼吸をした
落ち着け 、 大丈夫だ …
と 、 何度も自分自身を励ましながら
I
いるまの力強い低音が俺の耳を通った
I
I
L
遂にライブがはじまった
L
Just want to break free again! Just make you be alright? my man!
L
M
じょかじょかからはじまり 、 シャルゴン 、ばにお 、しっくす。 と続いた
今はいるまが話している
その後ろでこさめがふざけて 、 なつもそれに便乗する
いるまが軽く叱りながら企画の説明に入った
今のとこ途切れ途切れだが問題ない位には聞こえている
このまま何事もなく終わりますように __
企画と写真撮影が終わり 、 すっちーが俺の横を通り過ぎながら肩をトンッと叩く
L
次の曲が始まる
いるまが 3、 2 、 1 … と 足踏みをした
Said "Be Genesix"
M
K
俺がリズムを取れない関係上今回はソロ曲を無くした
そのためいつもより早くリード曲が来た
N
なつが歌い出した
じゃあ次は 、
S
L
L
I
横にいたいるまが俺の異変を感知し話しかけてくれた 、 のだろう
こちらに寄ってきた
今はこさめが歌っているはずだ
でも …
L
“ 全く聞こえない ”
I
いるまは血相を変えながらも次のパートだった為歌い出した
ちゃんと伝わっただろうか ?
いるまのラップの次は俺だ
だがラップを全くできない俺はリズムをとるのが難しい
練習でも苦戦したのがこのリード曲だ
でも … 無理だ
さっき動揺した時にリズムカウントを取るのをやめてしまった
__歌えない ッ
S
L
すっちーが肩を組んできた
それと同時にもう片方の手で何かしている …
4 、 3 、 2
L
すちの立てていた指がぜろほんになると同時に歌い出した
あっているか 、 なんて分からない
けど不思議とあっている気がする
S
すちが笑った
L
俺もつられて笑う
あぁ … 楽しいや
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