零番街

どうもいちごです❕🍓ྀི

Ｆ様あと一人で３０名です、、！‪🥲‎✨️

欲望剥き出しですがぜひフォローといいねの方お願いしますモチベになります🥹‪🙌

いつかフォロ限でリクエストとかさせて頂けたらと思っておりますので何卒！！

‼️注意‼️

壱から陸を読んでください

それではどうぞ！

ヴィランに蹴り飛ばされ、俺は通路の端まで転がった

彼方から剣の交わる音や発砲音、三人の声が聞こえてくる

俺は端からヴィランの元まで戻り

油断するヴィランの左小指を短剣で切り落としてやった

ついに焦り始めたのか、ヴィランは逃走を図った

逃げることを恥とすら思っていない

哀れな奴だ

⋯⋯ と、二人は思っただろう

だが、あいつのことは俺が一番よくわかっている

あいつの狙いはこの子たちだ

子供たちを人質にするつもりなのだ

俺はそれにいち早く気がつき

先回りして子供たちの元へ来た

二人が奥の方へ逃げていったのを確認して後ろを振り向くと

案の定、奴はいた

そう、いつだって加害者は己の罪を自覚していない

きっと覚える気も更々ない

だが被害者の辛い想いは永遠に心に刻まれ、それが癒えることはない

僕らが過ごした、壮絶なあの時を

僕らはこの施設に入る前から友達で、広大な森の中で遊ぶ毎日だった

お互い両親が麻薬によって死んでいて

天涯孤独だったということもあり

すぐに仲良くなれたんだ

そんな当たり前の日々にヒビが入ったのは、その数ヶ月後のこと

・・・・・・

いむくんの姿は、いつも通りの時間には確認できなかった

だから凄く不安で“いむくんの身に何か起こったのではないか”など

幼いなりに考えた

そして僕が考えたのは、とにかく周りの人に尋ねてみること

のこのこと着いていってしまった僕が馬鹿らしく思えて仕方がない

ガチャンッ！！

この瞬間に、僕らは⋯ 数多の子供たちはボスの鍵によって縛られた

⋯⋯ それからは本当に地獄だった

ボスに逆らえばこうして罰を受ける

痛みで横たわりながら周りを見渡せば

痛みに悶えるいむくんと、既に息をしていない複数の子供たち

仮に逆らわなくとも、激痛を超える痛みを伴う実験が

毎日のように行われる、正に“地獄”

ああ、また犠牲者が増えてしまう

そう思っても体が動かない

だって

逆らッタら殺さレちゃウもん

ボス二逆ラッチャイケナイ

ソウデショ？

僕を悪夢から目覚めさせてくれたのは

弱虫な僕を元気づけてくれたのは

一番心の支えになっていたのは、全部いむくんだった

逃げたはいいものの、どこに行くべきかわからず路頭に迷っていた

お互い、いっぱいいっぱいだった

そんな僕らの命を救ってくれた恩人は

闇の中からいきなり姿を現した

こうして僕らは賽子団の一員となり、ヴィランへの復讐を決意した

ヴィランは天井の排気口のような小さな通り道に逃げた

恐らく上からロックされているのだ

もう僕らはあいつを追えない

どれだけ天井を叩いても、何をしても

ヴィランに追いつくことはなかった

　終

お疲れ様でした！

ついに🩵💜の過去が明らかになりましたね！

＜補足たいむ＞

ヴィランは零番街の幼児（主に孤児）を拐って実験体にする極悪人です

ヴィランは壱番街の人間なので、自身が住む街を避けて実験所を建てようと考えました

その結果零番街がターゲットになったわけです

ヴィランは一体どんな実験を何の目的で行っているのやら、、後々明らかにしていきます！

零番街の孤児の代表例は🩵💜ですね

因みに💙さんも零番街、❤️・🩷さんは壱番街、💛さんは陸番街の出身です

💛さんはロシアの南下政策の影響で陸番街で生きていくことが困難となり、

二十歳の頃に独りでロシアから離れた零番街に逃げてきたそうです

身内がたくさん殺されて自暴自棄になり、商人に勧められた麻薬を口に含もうとした瞬間に

💙🩷さんに止められたわけです

南下政策がわからない子に説明すると、ロシアが寒すぎて港が凍って不便だから

不凍港を、もっと温かい土地を求めて南へ南へと下って戦争をした政策のことです

要するにこの頃の中国は北ではロシア、南ではインド（イギリス）に蝕まれていた感じです

実際の歴史と紐付けて書くの楽しい‼️🥰

補足終わりです！

ばいばい🍓ྀི👋