美月
歌詞ドッキリを自分もしてみたい!という物語の第2弾です。
涼夜
(ドッキリ)するほうです
裕斗
(ドッキリ)される方です
美月
キャラ崩壊しまくです。それでもいいならGO
涼夜
下城ー?
裕斗
どうした
涼夜
隙だらけの背中に羽はない
裕斗
そりゃあ人間だから羽は無いだろうな
涼夜
大きな傷が残っているだけ
裕斗
大丈夫なのか!?
涼夜
訳あって無くしちゃったんだと少し前に聞いたばかり
裕斗
涼夜じゃないのか…涼夜に何も無くて良かった
涼夜
私達は1人に1色の羽与えられて生きているの
裕斗
俺にもか
涼夜
あなたの羽は何色だったの?
裕斗
知らね
涼夜
笑顔であなたは答えない
裕斗
涼夜?
涼夜
私、あなたに隠し事をしている
裕斗
なんだ
涼夜
私は羽を与えることが出来る
裕斗
マジか、くれ
涼夜
その代わり私の羽は無くなるけれど君にならあげていいよ
裕斗
よし、くれ
涼夜
どんな色が似合うだろう?
裕斗
さぁ?
涼夜
私の黄金はあなたに似合うかな?
裕斗
誰に似合いそうだろうかな?
涼夜
冗談めかしそんなこと言ったら
裕斗
言ったら?
涼夜
あなたは見たことない顔して
裕斗
…何があったんだ
涼夜
今すぐ失せろと言った
裕斗
こっわ
涼夜
隙だらけの背中に羽は無い
裕斗
またか
涼夜
大きな傷が残っているだけ
裕斗
心配だな
涼夜
あなたが自分で切り落としたんだと少し前に知ったばかり
裕斗
え………
涼夜
私たちは何故1人に1色の羽与えられて生きているの?
裕斗
なんで……だろうな?
涼夜
羽のあるあなたはどんなだったのかもう二度と浮かべたりしないよ
裕斗
相手の気持ちも理解出来てるからな。いい奴だな涼夜は
涼夜
僕は君に隠し事をしている
裕斗
なんだ?
涼夜
僕は昔羽を与えることが出来た
裕斗
そうなのか!?
涼夜
君を彩ってる黄金色は本来
裕斗
本来……なんだ
涼夜
君の色なんかじゃない
裕斗
なん……だと
涼夜
初めて会った君の羽は
涼夜
見たことないくらい黒い色をしてた
裕斗
黒?木更津には似合いそうだが
涼夜
黒い翼は不幸を呼ぶ噂
裕斗
なるほどな
涼夜
君はいつも同じ顔して
涼夜
消えたいと呟いた
裕斗
消えるなんてダメだからな!?
涼夜
違うよ
裕斗
何がだ
涼夜
消えるべきは君じゃなくてその漆黒の羽のほうだろ
裕斗
そうだな
涼夜
記憶と引き換えに羽の色が変わるならそうしたいと思うかい?
裕斗
思う……だろうな
涼夜
どんな色が似合うだろう?ごめんね僕に選ぶ力は無いよ
裕斗
涼夜が悪い訳じゃねぇよ
涼夜
でも
裕斗
でも?
涼夜
僕の黄金はきっと君に似合うだろう
裕斗
涼夜がそう思うならそうなんだろうな
涼夜
さよなら
裕斗
え!?突然のお別れ宣言!?
涼夜
また今度初めて会ったら
裕斗
ちょっ!また今度っていつだ
涼夜
素敵な羽だと笑顔で褒めてあげる
涼夜
泣き疲れて眠っている君に
裕斗
ほんとに大丈夫か?涼夜
涼夜
そっと移し変えるために
裕斗
何をだ!?
涼夜
僕はとびきり大きい刃物を
裕斗
やめろ!?
涼夜
震える手で背中に当て
涼夜
羽を切り落とした
裕斗
聞いてるだけで惨いな……現場に立ち寄ってないから知らないが
涼夜
隙だらけの背中に羽は無い
涼夜
大きな傷が残っているだけ
涼夜
訳あって無くしちゃったんだと
裕斗
おう
涼夜
少し前に言ったばかり
裕斗
大丈夫か?少し心配だが
涼夜
あ、えと……歌詞ドッキリです……ごめん
裕斗
良かったー心配掛けやがって……なにかあったら俺や伊波や木更津に言えよ
涼夜
ありがとう……