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名無しのA♪

こんにちはこんばんは

名無しのA♪

名無しのAです

名無しのA♪

「アイドルの世界線のChroNoiR」

名無しのA♪

第三話です!

名無しのA♪

ここらへんから重い話になってくるので…

名無しのA♪

何度も言いますが無理な人は自衛おねがいします

名無しのA♪

あらすじ激動の第三話

名無しのA♪

本編へGO!

せーの、

葛葉

くろのわーる!

first ライブ

決定ー!!

配信が終ったあとも、

SNSは人の呼気にまみれていた。

 リスナー

シンプルにうれしい

 リスナー

やったああああああああ

 リスナー

え?3Dライブ?まじ???

 リスナー

いらないわー

 リスナー

何で葛葉のソロ来ないん?

 リスナー

はよ

 リスナー

想像しただけで叶キモい

 リスナー

市ね消えろ

人がくればコメントもツイートも増える。

コメントが増えれば、 中傷的なコメントも増える。

アンチが増えると、眠れない夜も増える。

眠れない日は、睡眠薬を飲んで、

ロトをきつく抱き締めた。

それでも寝つけない日が続き、薬の量は増えた。

プルルルルルッ

もしもし、叶?

聞き慣れた、少し癖のある掠れた声が聞こえる。

そう、今いい?

いいけど、

どうした?

いや、ちょっとね、

活動のことなんだけど…

うん

ごめん、葛葉

…え?

ライブ…お仕事さ、

断りたいなって

どうして?

ごめん

ごめんね、葛葉。

葛葉の声がいつもよりずっと優しく聴こえて つらかった。

体力的にきつくてね…

休養をとりたくて

…うん 、

それで?

配信も…

少し、休みたい

わかった

………

葛葉はそれでいいの?

………

理由も………怒ったり、しないんだ

あ、

ごめん、ごめんね…?

お前が決めたことならいいんじゃねーの

っ…、

ていうか、何でお前が謝んの?

叶、お前……

いや、なんでもない

本当に、ごめんなさい

…連絡は、僕が入れとくから

じゃね

そう口早に言って電話を切った。

全て連絡を終えてから、

何も残らなくなった罪悪感のような、

重い感情がのしかかった。

自分は、なんでこんなことになってるんだろう。

葛葉と電話しながら、

葛葉の痛いくらいの気遣いに泣きそうになった。

葛葉は優しい。

葛葉はトークも面白いし、ゲームもうまい。

リズム感覚が天才的で、

歌も、

ダンスも上手くて。

なんで僕が、

隣にいるんだろう

予定が無くなってからは、

一日中ベッドの上で過ごした。

怖いから距離を置いたのに、

見ないと不安になる。

やはりスマホを手にとってエゴサした。

かなかな戻ってきて; ;

配信見ないと生きていけない

リスナーには何も伝えていない。

そのためか、叶も心配する文章が多く見られた。

ツイートもしていないので、

休止の状態にあるのを伝えていなかった。

葛葉にそれがバレるのも、

きっと時間の問題だろう。

エゴサをしながら、 無意識に否定的な言葉を探している自分がいた。

自分を心配する声を見つける。

これじゃない、本当は。

まだあるはずだろう、そうだろ。

そう思って、

アンチを探している自分がいる。

葛葉からの連絡も無視した。

何も、考えたくない。

はやく辞めれば?

相方が困ってるぞー

キツイってw

いつもの人だ。

妙に冷静にアンチのDMを眺めていられると思ったら、

違った。

やはり、急に吐き気が込み上げてきて、

僕はトイレに駆け込んだ。

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