ここ最近、ぐすついていた天気が続いており、今日も朝から雨戸を流れる雨粒が音楽を奏でている。
玄関から、来客を知らせるチャイムが鳴る。
青山琉己
ドアを開くと、どうやら香月は雨に打たれようで、全身びしょ濡れだった。
時計は22時を指していた。 ドアスコープを覗くとそこには同期の香月の姿があった。
青山琉己
青山が姿を表すと、直ぐさま香月は抱きつく。
香月紫苑
何時もの勝ち気な成りは潜め、小刻みに震えながら、涙を溢さぬように目に力を入れようとする香月の姿に、青山の庇護欲が掻き立てられる。
小刻みに震える冷えきった体の震えが、少しでも止まるように、雨で冷えた体に熱を灯すために、己の腕の中に閉じ込める。
香月紫苑
そう言って、自分から離れようとする香月の手を掴み、引き留める。
青山琉己
香月紫苑
青山は風呂を貸すと言ったが、香月はそこまでは甘えられないと言って断った。
香月紫苑
青山琉己
青山も濡れた服を着替え、タオルと服を持ち 、香月の待つリビングへと戻る。
青山琉己
香月紫苑
青山からタオルと服を受けとり、体を拭いていく。
体を拭き終わるとTシャツに袖を通す。
香月が着替え終わるのを見計らい、青山は湯気の立ち上るマグカップを持って戻ってきた。
青山琉己
香月紫苑
マグカップから伝う熱が、香月の指先をほんのりと赤く染める。
香月紫苑
青山琉己
香月紫苑
青山琉己
香月紫苑
香月は青山の胸に飛び込む。
青山琉己
香月紫苑
青山琉己
香月紫苑
青山琉己
青山は香月をそのまま抱き上げ、寝室へと続く扉を開く。
青山琉己
香月紫苑
流石は女装ヒットマンをしてるだけあって、男を手玉に取るスキルは舌を巻くものがある。
速水泰輝
飯豊朔太郎
速水泰輝
香月紫苑
速水泰輝
青山琉己
飯豊朔太郎
香月紫苑
飯豊朔太郎
香月紫苑
速水泰輝
香月紫苑
速水泰輝
飯豊朔太郎
香月紫苑
青山琉己
速水泰輝
飯豊朔太郎
香月紫苑
速水泰輝
飯豊朔太郎
先ほどまで、降っていた雨があがり、窓から光明が指す。まるで二人の未来を祝福してるかのように。
おわり
あとがき 供給されない萌えとは、自分で作り出すものです。よって、あおかづ増えろ(*^^*) まだ青山の兄貴の口調は掴めないけど、見切り発車で、あおかづ書いちゃった。せっかく雨降ってる事だし、あのネタで書こうって、なったからタイトルが奥手な彼になってるけど、青山の兄貴は、奥手ではないだろな。なんかムーディーな感じで迫ってきそう。あと関係ないけど、この話書いてる間中、何故か、RE○ECCAの○レンズって、曲が永遠に流れてる。
コメント
15件
めっちゃいいわ、香月ちゃんが夜を誘ったから、え?っと思ったけど全部演技やったからビックリした、
あ〜三途の川が見えた…。
最高ですぅぅッッッッッ!!!!!!