今日は聖夜!クリスマス!
日本の若いアベック共は意味を履き違えて恋人と過ごす〜なんて云ってるが本来はキリストの誕生日!
他人の誕生日にイルミ〜とかほざく奴等が鬱陶しくなるほど僕達は疲労が溜まっている!
一週間後には宗教乗り換えて寝正月なんてしてる日本人の国民性が伺えるね!
陰陽が在るように表には裏がある。
綺羅びやかな光を灯す町の外れでは血飛沫と銃弾が飛び交っていた。
太宰
中也
中也
僕達は折角の休みに森さんに呼び出されご覧の通り(読んでの通り)銃撃戦の真っ只中。
ケーキでも作って中也にプレゼント仕様と思ってたのに、台無しだ。
はあっと溜息を付くと左頬に銃弾が掠った。
僕は引き金を引いたであろう奴に銃口を向け脳天に一発。
中也
太宰
太宰
拳銃を指先でくるくると回し鼻歌を歌う。
太宰
中也
太宰
中也
ハンドルを片手で握り棒読みで返事をする彼。
すれ違ってる恋人みたいだ。
太宰
中也
太宰
静かだ。周りはきっと賑やかなんだろう。でも此の車の中は物凄く静か
中也が僕のことを相手にしてくれないので暫く外を眺めてると灰雪が振り始めた。
太宰
口を塞がれた。
太宰
彼は手を頬に回す。
彼の手はひんやりとしていて吐息は生暖かい
車の窓硝子が少し曇ると同時に僕は少し苦しくなった。
涙が溜まった目から一滴小粒の真珠がコートに落ちると後の車がクラクションを鳴らした。
彼は銀色の糸を引きながら口を話すと再び何もなかったかのようにハンドルを握る。
太宰
中也
僕は唐突な彼の愛情表現に顔を赤らめる
先程迄塩対応だったので尚更嬉しかったし恥ずかしかった。
中也
彼は顔を隠して云った。
照れ隠しだろうか。
僕はびっくり箱が出なかろうかと恐る恐る開けてみるとピエロらしい鮮やかな色の箱ではなく紺色の小さな箱が静かに座っていた。
中也
僕はその箱を丁寧に掌の上に置き優しく開けると
其処には凛とした空気を纏う青い宝石が小さく埋め込まれた銀色のリングが入っていた。
中也
彼は言葉を吃らせながら視線を反らしす。
サファイアの指輪。和名は蒼玉
深みのある青はまるで彼の瞳のよう。
僕は其の指輪をそっと左手の薬指にはめるとぴったりだった。
居眠りでもしている間に測ったとか考えているともっと嬉しい。
太宰
満面の笑みで彼に礼を云うと彼は
中也
中也
彼なりの誘い方だろう。私は小さく頷いた。
車は静かにお城の駐車場へ向かっていった。
此れが私達の聖夜の話。
太宰
太宰
太宰
太宰
太宰
太宰
太宰
太宰
コメント
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天才すぎて語彙力が追いつかない\(゜ロ\)(/ロ゜)/ 可愛いかよ中也❕!(/--)/ 天才だよ!❕!ちーちゃん❕
いやぁぁ尊いぃぃぃぃツンデレ中也可愛すぎんか...こんなに纏められるのほんと尊敬する...