◯◯町
チャリン
瑠衣
お願いします、神様
瑠衣
次のテストの点数が
上がりますように!!
上がりますように!!
瑠衣
それと…
瑠衣
よしっ!!
さとる
お前,何お願いしてんだよw
さとる
テストの点数あげたいなら
勉強しろー
勉強しろー
瑠衣
うるせーな!
瑠衣
数学という存在が悪いんだ
さとる
何だよそれw
さとる
かえんぞー
瑠衣
まてよ!
コロ…
瑠衣
ン?
( 空き缶が散らばっている )
瑠衣
ヨイショッ
さとる
おい、何してんだよ
瑠衣
拾ってんの!
誰かが怪我したら危ない
だろー!
誰かが怪我したら危ない
だろー!
さとる
ほんとお前お人好しだよな
瑠衣
でさーww!
さとる
それまじーw?
瑠衣
ん?何か歩道のとこ
何かいね?
何かいね?
さとる
そうか?俺には見えないぞ?
🚙
瑠衣
っ!車きてる!
ダッ
さとる
あっ!おい!
運転者
🚙💨
キツネ?
瑠衣
あぶねーぞ!!
キツネ?
?
瑠衣
バッ
キツネ?
!?
キキー
瑠衣
っ?!
ドンっ
キツネ?
⌚
瑠衣
ん…ここ…どこだ…、
瑠衣
俺…死んだんじゃ…
パチ
⚠ 敷布団です⚠
瑠衣
パチ
杖道
オッ,起きたか?
杖道
体調の方はどうだ?
瑠衣
えっ
バッ
ゴーン
瑠衣
いってー!!!!
杖道
ズキズキ
瑠衣
( ゚д゚)ハッ!
瑠衣
すんません!!
杖道
嫌、大丈夫だニコ
まったく
仁
起きて、早々騒がしい奴
だな。
だな。
瑠衣
誰だ?
そこには さらっと手入れされた 青い髪、口から上を狐の仮面で 隠した少年がいた
仁
それは俺が聞きたいことだ
仁
助けて貰って、礼も
言えんのか
言えんのか
瑠衣
はぁ?
瑠衣
(何だこいつ💢偉そうに)
杖道
まぁ、そーいうな
杖道
いきなりこんなとこにきて
混乱しているんだろう
混乱しているんだろう
瑠衣
( こっちの人は理解あるな )
杖道
私は枯柳杖道だ
杖道
ここの神社の神の側近だ
瑠衣
神社?神?側近?
仁
それについては後で話す
仁
俺は司馬仁
今日限りでよろしく
今日限りでよろしく
仁
ここの神社の神だ
瑠衣
えーとっ
瑠衣
良くわかんねえけど
瑠衣
助けてくれたなら
ありがとう
ありがとう
瑠衣
俺は物怪瑠衣だ
瑠衣
よろしくな
杖道
よろしく頼む 瑠衣
仁
さっきの話だが
仁
お前,ここに来る前
何かあったか?
何かあったか?
瑠衣
あっ、あー!
瑠衣
そうだよ!俺
狐を助けた時に
車にひかれて!
狐を助けた時に
車にひかれて!
瑠衣
気付いたら、ここにいたんだ!!
仁
なるほどな
仁
率直に言うと
お前は今生死の間にいる
お前は今生死の間にいる
瑠衣
えっ
仁
ここは妖の世界
仁
人間じゃない、何かが
ここに来るものだ
ここに来るものだ
瑠衣
人間じゃねぇの?!
仁
話を聞いていたか 馬鹿
仁
俺は人間じゃなくて 神
だ さっきそういったろ
だ さっきそういったろ
瑠衣
嫌、ただの中二病かと…
仁
殴り飛ばすぞ
杖道
まぁまぁ^^;
杖道
私は鬼族だ
瑠衣
本当にいんだ
仁
話の続きだが
仁
最近人間の世界と妖の世界の境界線が曖昧でな
仁
狐の神が行方不明なんだ
仁
だからお前のように
生死の間を彷徨うものが
時々やってくるんだ
生死の間を彷徨うものが
時々やってくるんだ
瑠衣
なるほどなー
瑠衣
じゃあ俺戻れねえの?!
杖道
安心してくれ、ちゃんと
戻れるぞ
戻れるぞ
瑠衣
よかったぁ…
瑠衣
んで、どうやってやんの?
仁
着いてこい
瑠衣
おー…すげぇ
瑠衣
…なんか見たことある庭だなー…
仁
当たり前だろ
仁
神社は現実世界にも通じてるんだ。
仁
お前がいつも参りにくるあの神社だからな
瑠衣
えっあんたあそこの神社の
神様だったのか?!
神様だったのか?!
仁
そうだぞ。
仁
ふっwテストの点数
あげたい、だったかw
あげたい、だったかw
仁
実に面白い願いことだなww
瑠衣
黙れっ////!!
( 石ころ )
瑠衣
オワッ!!
仁
ツ、?!
ヒョイ
仁
(避ける)
瑠衣
ズサー
杖道
大丈夫か💦
瑠衣
イテテ… おい!
何避けてんだよ!
何避けてんだよ!
瑠衣
受け止めてくれてもいいだろ?!
仁
阿保か 消えるぞ
瑠衣
は?消える?
仁
神が人間に触れると
触れられた人間は消える
触れられた人間は消える
仁
専用の手袋をしないとな
瑠衣
そうなのか、?
杖道
あぁ、逆に
神は人間に顔を見られると消えるんだ
神は人間に顔を見られると消えるんだ
瑠衣
だからお面つけてんだな…
仁
そんな事より、
お前を現実世界に戻す
お前を現実世界に戻す
仁
ここに立て
瑠衣
おう
仁
それでは始める
生死に迷いし子を 正しき世界に巻き戻せ
( 瑠衣の周りに光が回る)
仁
鷹の神に誓って
仁
このモノとの縁を
一時期切り離す
一時期切り離す
光が瑠衣を包み込む
瑠衣
(これで元の世界に戻れる)
バチッ
瑠衣
!?
仁
!?
バン
仁
何がおこったんだ!
瑠衣
元の世界に戻れねぇ…
仁
そんなはず…
仁
おっさん…
杖道
ぁぁ…瑠衣失礼する
目を隠す
瑠衣
うぉ
仁
…( お面をとる )
仁
これは…
杖道
何か視えたか?
仁
あぁ、( お面をつける)
仁
物怪,お前はどーやら
神の加護を受けてるようだ
神の加護を受けてるようだ
瑠衣
神の加護?悪いことなのか
杖道
いや、逆にいいことだ
仁
お前は狐の加護を受け
この世界に来た
この世界に来た
仁
元の世界に戻るのを拒んたのは,今元の世界に戻れば危険な状態なんだろう
仁
まぁ…どっちにしろ
加護を受けてる状態では
戻れないがな
加護を受けてる状態では
戻れないがな
瑠衣
はー?
んじゃどうなんだよ!
んじゃどうなんだよ!
仁
行方不明の神をみつけて
加護を解くしかない
加護を解くしかない
仁
その間はここに
住ませてやる
住ませてやる
仁
手間、かけさせんなよ
瑠衣
…なんだ…あいつ
杖道
悪い奴ではないんだ
許してやってくれ
許してやってくれ
杖道
さぁ、これからよろしくな