蒼
桃
本編スタート!
僕達はドリンクバーでジュースを 注いでからカラオケルームに入った
桃
うわぁ…久しぶりにカラオケ来たな〜…
桃先輩はそう言ってソファに腰掛ける
桃
ってか…蒼から遊びに誘うなんて珍しいな?なんかあったのか?
桃先輩はパッドを操作しながら 僕に尋ねる
蒼
いえ…特には
蒼
ただ、桃先輩とカラオケに行きたいな〜…と
僕は半分本音でそう答える
桃
ふ〜ん…
桃
俺とカラオケにね〜…
桃先輩はパッドを動かす手を止める
桃
密室で2人きりとか…なんかやらしいことでも考えてんの?ww
そう言って桃先輩はニヤリと笑う
蒼
ッッ!?///
蒼
そんなこと考えてませんよ!//
僕は動揺し桃先輩から 離れた場所に座る
蒼
(やっぱり、桃先輩といると気狂っちゃうな…//)
僕がそんなことを考えながら メロンソーダを飲んでいると、
桃
ってか遠くない?ちょっと寂しいんですけど…
そう言いながら桃先輩が 僕のそばへ寄ってきた
蒼
(!?)
僕と桃先輩は肩が触れ合うくらい 密着していた
蒼
あ、あの…ちょ!//
桃
お!蒼のこれ美味そう!
桃
俺にも飲ませてよ!
動揺している僕なんてお構い無しに 桃先輩は僕のメロンソーダを手に取る
蒼
…あ!
桃
ゴクゴクゴク
桃
ぷはぁ〜…
桃
やっぱメロンソーダって美味いな!
桃先輩は僕に向かって笑顔を見せる
蒼
え…あ、ちょ…///
蒼
(今のって…間接キs)
桃
もしかして…意識した?
桃先輩は自身の唇に人差し指を当て 僕の心を見透かしたように聞いてくる
蒼
ッッッ!!!///
蒼
あ、あの…僕…
蒼
やっぱり炭酸無理なんで水取ってきます!!!!!
桃
…?お、おう
僕は適当に理由をつけて 部屋を飛び出した
僕はそのままトイレへと逃げ込む
蒼
はぁ…//
蒼
(あんなの…反則でしょ//)
僕はさっきの出来事を思い出す
蒼
カァァァ///
蒼
(まずい…思い出しただけで顔が熱くなる//)
蒼
(桃先輩は僕のこと…どう思ってるんだろ…?)
蒼
(やっぱりただの後輩なのかな…)
蒼
(それとも…)
僕は鏡を見ながら少し考える
蒼
(いや…考えるだけ無駄か…)
蒼
(ひとまず、水を取りに行ってから桃先輩のところに戻ろう…)
僕はそうしてトイレを後にした
僕は水の入ったコップを片手に カラオケルームに戻った
ガチャ
桃
お!おかえりニコッ
蒼
っ…!遅くなりました…
僕は桃先輩の顔をあまり 直視出来ないまま部屋に入る
そして僕がソファに座ろうと 足を進めると、
グイッ
床にあったコードに足を 引っ掛けてしまった
蒼
わっ!?
桃
っ!
ドサッ
蒼
…え?
気付いたら僕は
桃先輩を押し倒していた