コメント
4件
ありがとうございます!早いうちに、続き書きますね!
面白かったです!
ともみん!ありがとう!!
───シャボン玉のように
パチン、と消える君に
ただ、縋りたかった──
まふまふ
おっきな声で、僕が言った
君
ふわっ、と笑って、君がうなずいた
その幸せそうな顔を、いつまでも見たいと思う
まふまふ
まふまふ
君
ふわふわのベッドに座る君
まふまふ
ずっと知りたかった
僕が知らない、君の名前
君
君
人差し指を顎に当てて、君が言った
まふまふ
まふまふ
何故か、言及するのをやめてしまう
それは、君に嫌われるのが怖いから?
……違う
君を知ってしまうと、何かが壊れてしまいそうだったから
まふまふ
まふまふ
まふまふ
君
君
君
君
まふまふ
君
君
「そらる」
そうやって、君は名乗った
まふまふ
君の名前を呼んだ
君
ちょっといたずらに、君が言った
まふまふ
まふまふ
思わず前のめりになって、君を見た
君
薄く笑って、君が立って
空を見上げて
君
と言った。
まふまふ
まふまふ
「帰ろっか」
二人の声が、重なった
ははっ、と笑いあって同じ道を歩いた
まふまふ
まふまふ
そう言って、マンションを指差した
君
君が手を振った
まふまふ
僕も振り返す。
君は踵を返して、歩きだした
その背中をなんとなく、見つめていた。
・ ・ ・ ・ ・
次の日
いつもの秘密基地で、君を待っていた
まふまふ
もちろん、約束した訳じゃない。
でも、君がいないと、何故か
まふまふ
まふまふ
そんな感情に、我ながら驚く
その日はそのまま、秘密基地には誰も来なかった……
まふまふ
まふまふ
まふまふ
まふまふ
まふまふ
そうだ。
僕は、君のこと何も知らないんだ。
偶然、森の中で出会った君。
家も名前も何も知らない。
まふまふ
呟いて。足元の小石を蹴って。
君を探して帰った───
続く