トオイ ユメキ
ヤヨイ?
サムラ ヤヨイ
どうしたの?
トオイ ユメキ
トオイ ユメキ
愛してる。
サムラ ヤヨイ
なっ、!
トオイ ユメキ
ヤヨイ顔、真っ赤~!
サムラ ヤヨイ
そ、それはユメキが不意打ちで…!!
トオイ ユメキ
ははっ
トオイ ユメキ
トオイ ユメキ
ずっと一緒にいような。
優しく笑った彼の言葉、とても嬉しかった。
きっと私たちはこの先、結婚して永遠の愛を誓って、子供ができて…
お爺さん、お婆さんになるまでずっと一緒にいるんだと心から夢見ていた。
目が覚める、そして涙が零れる。
サムラ ヤヨイ
っ……!
サムラ ヤヨイ
また……
手で涙を拭う、其でも止まらない涙。
全部夢の中で見た、彼のせい。
一生を誓うはずだった彼せい。
彼は叶いもしなかった“夢”を言葉にする。
『ずっと一緒にいような。』
サムラ ヤヨイ
サムラ ヤヨイ
叶いもしないのに、そんな事を言わないで欲しかったっ、…
『ずっと一緒にいよう。』 何て、罪深い言葉を…
サムラ ヤヨイ
ずっと一緒にいようって言ったのはユメキの方でしょ……?
サムラ ヤヨイ
だったら、死なないでよっ…!