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ショーの練習終わり頃に、司くんが話しかけてきた
司
えむ
司
司くんはもじもじして、10秒ほど後、口を開いた
司
えむ
司
えむ
司
えむ
司
えむ
司くんの急な発言であたしの顔は真っ赤な林檎みたいになっちゃった
えむ
司
この時の司くんの顔はすっごーくわくわくして、きらきらしてた
えむ
司
えむ
司
今日は木曜日なので土曜日がすごーっく待ち遠しかった。
えむ
司
えむ
あたしが改めて司くんに話しかける
司
えむ
えむ
あたしは自分でも顔が赤くなるのがわかった
司
えむ
えむ
あたしは司くんに聞こえないように少し小声で言った。
司
司くんは地獄耳?で、もちろん聞こえちゃったらしい。司くんが反応した時、あたしも照れちゃって少し話しずらかった。
えむ
寧々
あたし達はいつも一緒に帰ってる。途中で司くんとあたし、類くんと寧々ちゃんに別れて帰ってる。
えむ
司
類
えむ
司
えむ
寧々
類
えむ
司
寧々
司
えむ
類
こうしてあたしと司くんだけになった。
えむ
司
司
司
司
えむ
えむ
えむ
一方…
寧々
類
僕は帰りに寧々とたわいのない話をきていた時、寧々がすこし真剣なトーンで僕に話しかけた。
寧々
寧々がもじもじしているので中腰になり、寧々の口元に耳をよせた
寧々
寧々の可愛らしい滑らかな声、少し張り詰めたような少女の声で、普段の寧々ならば言わない言葉を僕に云った。
類
寧々
僕は思わず立ち尽くしてしまい、寧々の方を見る。なぜだかいつもよりも彼女が美しく見えてしまう。元々美しいし可愛らしいが今はその時よりもさらに美しく見えてしまう、否。見える。
寧々
類
寧々
類
その目は反則だろう、と言葉にしたい所だが、息を飲み、言わないことにする。僕は少し間を置き、
類
寧々
あからさまに嬉しそうな寧々の顔を見るとご飯三杯は余裕でいけそうだ。寧々は耳を赤くしている。どうしてそんな顔をするんだ。かわいすぎる。
寧々
類
寧々
寧々の声が裏返った。吃驚したのだろうか。厭でも僕はデートか遊びなのか気になる。だから直球に聞かなければいけないと思ったのだ。
類
寧々
寧々
類
寧々
類
寧々
やっぱり反則だ。寧々のその耳が赤く染った顔を見るとどうしてもニヤけてしまう。ああ、大変だ。僕は手を右手で隠し、左手で拳を握りしめる。こうしなければ耐えれない。寧々という愛らしい生物を前におかしくなってしまいそうだ。
…
夏祭り当日、俺は予定より10分ほど早く着いてしまった。
司
えむ
元気な可愛らしい声のする方向をバッと見たら、黄色の花柄の浴衣を着ている自分の好きな女の子がいる。黄色だぞ。黄色だぞ?ピンクじゃなく、黄色。そう。黄色だ。黄色。
司
えむ
俺は今にも抱きつきたいこの気持ちを抑え、照れているえむの頭をぽんぽんと触る。えむの髪型は後ろに全てを纏めた三つ編みのお団子、えむが似合いそうな髪留め、キラキラと光っている…なんだ?ラメか?分からん。
司
つい声に出てしまった。
えむ
司
えむ
司
えむ
司
えむ
えむ
司
えむ
司
えむ
司
えむ
逸れないように俺はえむの手のひらをぎゅっと握った。えむの顔は次第に赤くなり、ついにそっぽを向いてしまう。だが指を絡め、いつの間にか恋人繋ぎになっていた。これはもう恋人じゃないか?可愛い。愛おしい。まだ告白すらしてないのにいいのか?別にいいだろう。可愛いんだし。俺の頭の中では講義が始まるほど大変だ。えむが可愛すぎる。
一方…
約束した時間より3分遅めに類が来た。
類
寧々
類
寧々
類
類
寧々
そんな無駄な気遣いをする類が私はずっと好きだった。おかしいと思うけど、私は今日この夏祭りで必ず類に告白する。自分が類のことを好きだっていうことを。類、吃驚するかな…
類
寧々
ノリには付き合う。だって類は面白いから。小さい頃からずっとわかる。類はとても優しい人だって。類は私以外にもすごく優しくしてた。けどそれが厭でもあった。私以外に優しくする類が厭だった。けど、今日の類は私だけを見てくれる。
寧々
類
寧々
類は顔を近づけた。私は驚いてしまい、あっ、と変な声が出てしまう、類はにっこり笑い、唇が重なるまでほんの3センチほどで顔を近づけるのをやめた。
類
寧々
類
寧々
正直いって心臓が持ちそうになかった。こんな女たらしみたいな類も好き。髪にゴミなんて絶対着いてないし。どーせ類が遊んだんだろうな。と思ってる。ほんとにばか。……はぁ、
寧々
類
寧々
そういって類のために買ってたペットボトルを類の顔に投げた
寧々
類
寧々
どうして素直に渡せないの?どうしてこんなふうにしなきゃ行けないの?私ってバカ?アホなの?……はぁ、類、好きになったら困る……もうこれ以上好きになったら危ない。爆発する。
類
そう類が云って、私がうんと言おうとした時、類は私の手を優しく掴み、手を繋いだ。
寧々
類
類はいつもより嬉しそうに、耳を赤色に染めて笑った。水色のメッシュが夕焼けのオレンジ色と混ざり綺麗に映える。私は行きたい場所を口に出した。
寧々
類
類がニコリと笑うと、ゆっくりと階段をおりた。もちろん、手は繋いだまま。
続く