僕は今まで

ずっといい子にしてきた

愛される日を夢みて

ずっと仮面を被ってきた

自分の気持ちを悟られないように

ずっと生きたかった

いつかきっと僕を見てくれるって

信じてたから

ずっと死にたかった

そんな日は永遠に来ない

ざわざわ

きっとこういう人がほとんどなんだろうな

僕だって同じように

愛のある家に生まれて

笑いあって

｢生きててよかったね｣って

素直に言い合えて

僕の家とは真逆

きっと今日も愛されないまま一日がすぎる

親は何年経っても変わらない

僕も何年経っても変われない

早く今日終われ

笑顔笑顔

嘘だ

学校ではずっと笑顔にしてたはずなのに

もうダメだ

僕のお得意のしたり顔も出来なくなっていく

今日は最悪な日だ

早く

早く今日終われ

さっきまで親の事をあんな風に言ってたやつに

僕の気持ちが分かるわけない

でもそんなこと言っちゃだめ

笑顔でスルーしよう

笑顔笑顔笑顔笑顔笑顔

あれ

笑顔ってどうするんだっけ

言っちゃダメ

言っちゃダメ

言ってしまった

ずっと隠してきたのに

頑張ったのに

認めたくなかったのに

今日も僕はサンドバッグ

ただ殴られるだけの存在

早く終わらないかな

僕はこんな風に卒業まですごした

卒業式は出なかった

親来ないし

そしてもう確信した

僕の望む日々は実現しないと

だから僕は家を出る

両親へ

僕は家を出ます

なので今までの気持ちをここに書きます

僕は今までずっと

愛されたかっただけなんです

紛れもないパパとママに

殴られようが蹴られようが

僕は愛されたかったんです

もう戻れない気がしますが

大人になってしまいますが

僕は一人で生きてくから

どうかせめて笑って生きて