そして、書き終わったある日……
結陽
行くか……
俺は手紙を出しに行った。
蒼衣と同じように、家に。
結陽
ふぅ…………
結陽
(怖い……)
結陽
(でもっ…………)
そしてポストに手紙を入れた。
結陽
っ…………
結陽
(これだけで緊張するとか弱いな……俺……)
2日後……
結陽
(まだかな……)
一週間後……
結陽
(おせぇな…………)
1ヶ月後……
結陽
(終わったなこれ。来ねぇわ。)
結局、返しはもらえなかった。
悠奈はどう思ったのか……
それは俺には全く分からなかった。
時が過ぎ、小学四年生、2月…………
先生
席替えのくじ引きを発表します!
結陽
(これが最後……)
結陽
(いい席になりたい……)
先生
結陽
(は……?)
結陽
(嘘……だろ……?)
先生
それでは皆さん、席を移動して下さい!
俺は動けなかった。
嬉しさと驚きと、数多の感情が溢れ出して。
悠奈
よろしくね♪
結陽
よろしく……///
ある日の給食前……
悠奈
ねね、3人で、伝言ゲームやんない??
蒼衣
いいね!
結陽
うん、やろう
悠奈
じゃあ、私→蒼衣ちゃん→結陽君の順番ね!
楽しかった。
しかし……
悠奈
次行くよ~
結陽
おっけー
蒼衣
いいよー
蒼衣
えっ……ちょっ……///
結陽
(は?どゆことだ??)
蒼衣
行くよ……?
結陽
うん……
結陽
…………///
結陽
悠奈さん、まじっすか……?
悠奈
うんうん♪
結陽
ドSかよ…………
結陽
言うしかないか…………
悠奈
どうぞ♪
結陽
結陽は悠奈の事が好きです…………///
悠奈
よく出来ました♪
結陽
………………///
結陽
(え?やっぱり知ってたの?からかいに来たの?告白の結果は??)
でも、この時間は幸せだった。
とっても。
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