ガラララッ
教室に入ると、HRはもう既に終わっていた。
クラスメイト
結愛
沙羅
雨歌
彼女達と話していると、既に豹馬は部活に向かっていた。
クラスメイト
先程までの二人の空間を思い出して苦笑した。
雨歌
結愛
雨歌
信じられないと驚愕な表情をした結愛達。
まあ、公の場で色々あったし、そう思われても仕方なくはない。
沙羅
雨歌
偶にだけどいいな、とかかっこいいと思う時はある。
だけどそんな理由で彼を好きと割り切ってはいけない。
だから自信を持って彼を好きだと言えるかと言われたらそういう訳ではない。
クラスメイト
雨歌
ゾッコン。
私自身、アプローチされてる自覚はあるし、傍から見ても変わらない共通認識で間違いないだろう。
頭を回転させていると、結愛が閃いたように手を叩いて声を上げた。
結愛
豹馬に、彼女が出来たら。
考えたこともなかった。
雨歌
…あれ。
なんで私、こんな事考えてるんだろ。
雨歌
私は今まで、自分の気持ちから逃げて豹馬の好意を利用してたんだ。
彼の好意を踏み躙ったのに、今更私が好きになっていい訳が無い。
雨歌
結愛
沙羅
雨歌
クラスメイト
雨歌
クラスメイト
雨歌
クラスメイト
雨歌
結愛
沙羅
雨歌
罪悪感を心に隠して、私は教室から逃げた。
千切side
部活に熱心に取り組んでいる途中、毎日見る愛しい人の姿が見えた。
千切 豹馬
雨歌
雨歌は此方を見て、直ぐ顔を逸らした。
可笑しい。
いつもの雨歌なら矢崎達と一緒に歩いてて、手を振ったら返してくれる。
千切 豹馬
顧問
鰐間(弟)
千切 豹馬
鰐間(弟)
いつもなら敬語を使うはずなのに、使う暇すらなかった。
一刻も早く、雨歌のもとに行きたかった。
苦しそうな顔をしてたから。
俺は試合でも出したことの無いくらいのスピードで、雨歌を追いかけた。
雨歌
千切 豹馬
雨歌はいつも崩れないようにしている前髪すら気にせず、全力で走っていた。
千切 豹馬
雨歌
俺と昔張り合ってたのもあって、届きそうで届かない。
グイッ!
雨歌
千切 豹馬
雨歌
千切 豹馬
雨歌
千切 豹馬
雨歌
垂々と膝から血を流した雨歌はよろけながら立ち上がった。
千切 豹馬
雨歌
千切 豹馬
雨歌
千切 豹馬
雨歌
千切 豹馬
雨歌
千切 豹馬
雨歌
辺りを見渡すと、通行人が数人此方を見ていた。
千切 豹馬
雨歌
千切 豹馬
雨歌
雨歌の言葉を遮り叫ぶと、雨歌は諦めたような顔をした。
千切 豹馬
雨歌
千切 豹馬
雨歌
千切 豹馬
雨歌
素直に聞き入れた雨歌は俺の背中に体重を預け、そのまま保健室へ向かった。
ガラララッ
保健室に行くと、いつも居る先生は居なかった。
千切 豹馬
雨歌
そう言うと、雨歌は渋々パイプ椅子に座った。
千切 豹馬
雨歌
千切 豹馬
雨歌
千切 豹馬
雨歌
心の底から思っていることを叫ぶと、雨歌は顔を歪めた。
雨歌
千切 豹馬
雨歌
千切 豹馬
雨歌
千切 豹馬
雨歌
雨歌は勢い良く椅子から立ち上がった。
雨歌
千切 豹馬
雨歌
雨歌
雨歌は目を潤ませながらそう言った。
千切 豹馬
雨歌
千切 豹馬
千切 豹馬
千切 豹馬
千切 豹馬
千切 豹馬
千切 豹馬
千切 豹馬
千切 豹馬
俺が正直な気持ちを打ち明けると、雨歌は透き通った瞳から涙を零した。
雨歌
千切 豹馬
俺が腕を広げると、雨歌は思いっきり抱きついてきた。
雨歌
千切 豹馬
雨歌
千切 豹馬
雨歌
千切 豹馬
雨歌
千切 豹馬
雨歌
俺がそう言うと、雨歌は微かに微笑んだ。
やっぱり、雨歌は笑顔が1番似合う。
千切 豹馬
雨歌
千切 豹馬
雨歌
千切 豹馬
しあ
しあ
しあ
しあ
しあ
しあ
しあ
しあ
しあ
おつしあ〜!!
コメント
2件
直しました!うちのところ(転生前今)で書き直したので、よろしくです!